第293話・ダークエンペラーズ戦 その3 ページ10
「よっしゃー！ 1点返したぞ！」
やっとの思いで1点入った雷門は飛びあがるほど大喜びをしていた。
「まだ1点返しただけだよ？ あと2点取って行こう！」
「「おう！」」
「流石Aさんです！」
「決めるところはちゃんと決めてくれるわね！」
ベンチからも春奈、夏未からの感激の声が上がる。
「豪炎寺！」
「行けA！」
一之瀬から豪炎寺へボールが渡り、豪炎寺からAへパスが回った。
「�猜�身ディフェンス�瓠�」
ボールを受け取った瞬間に風丸にボールを奪われてしまったA。
警戒されているのは承知であったが、まさかボールを受け取った傍から奪取されるとは思いもよらなかったAは思わず舌打ちをする。
そこで前半戦が終了のホイッスルが鳴る。
ベンチに戻り輪になって作戦を練る雷門。
「何とか1点を返せただけか…」
「1点返したから、更にディフェンスが固くなってる…後半はまた攻撃的になって来るね…」
「ああ」
円堂、A、鬼道も頭を抱える状況。1点返したからとはいえ勝てるわけではない。勝ち越ししなければいけない。
「完全にこっちの動きを読まれてますね…」
「円堂くんたちとずっとサッカーやってきたんだもの…みんなの癖や弱点を知り尽くしているのは当然よね…」
「ほんならどうすんの？ なんとかせなっ」
「それを逆手に取ればいい」
悩んでいる選手たちに響木が助言を指し示す。
「監督？」
「お前たちが動けば、あいつらも動く。それを繰り返すんだ。切り札は綱海だ！」
「え、俺ぇ！？」
名前を呼ばれた本人が一番驚いている。
「お前のことはあいつらも読み切れないだろう」
「…そりゃそうだ。誰も俺のこと知らねえもんな」
そう。綱海が加わったのは風丸、栗松が抜けた後。彼らは綱海のトリッキーさを知らなければ、綱海もまたダークエンペラーズのメンバーたちを知らない。
「あいつらを動かせば必ずどこかでスペースが空く。そこが狙いだ。フィールドに波のようなリズムを生み出すんだ！」
「波のリズムか。おもしれぇ！ 波が引いたときがチャンスってわけだ、任せろ！ 俺に乗れねえ波はねえ！」
「頼もしいね〜」
「よし、みんな！ なんとしても勝つぞ！ エイリア石の力なんかいらないってこと、見せるんだ！」
「「おう！！」」
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活字不足卍(プロフ) - ここで衝撃の事実パート2。好きな声優さんは緑川光デス！好きなガンダムはブルーディスティニー1号機！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 本当にすいすい読めてしまいました。すごく面白いし、読みやすいです。これからもがんばってください！ (2022年2月9日 20時) (レス) @page23 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 世界編とかでもっとかっこ良くなってくるので、お願します。 (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 凄く面白かったです。世界編楽しみにしてます。もう一度誰落ちアンケートしてほしいです。みんな (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 見てます！今でも更新される度見てました！とりあえずエイリア編完結おめでとうございます！更新が私の生きる糧なので続きもどうぞよろしくお願いします。 (2022年2月8日 16時) (レス) @page22 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年2月4日 22時
