第294話・ダークエンペラーズ戦 その4 ページ11
「豪炎寺！」
「どうした？」
「本当はジェネシス戦でやりたかったんだけど、ねえアレやろ」
「！ だがアレはまだ」
「ここが正念場だよ。やれるさ！」
「―――分かった」
拳をコンッと合わせポジションに着く。そのAと豪炎寺のやり取りを見ていた風丸が彼らは睨んでいたのは誰も知らない。
エンドチェンジをしてから始まった後半戦、綱海を主軸に攻めるため雷門サイドでのプレーが多くなる。
土門から一之瀬へのパスを風丸がカットし、円堂が前を塞ぐ。風丸が躱そうとするのを円堂が押し留める。
負けられない試合から円堂の不屈の闘志に火が本格的に付き、その円堂の気迫に気圧された風丸は、ついに円堂に向かってボールを蹴り上げた。
「円堂！」
「だいじょうぶだ…」
Aが駆け寄り円堂を起こす。吹雪も心配して寄ってくる。
円堂に対しボールを蹴り上げた風丸に綱海が言い寄る。
「テメェ！ 何すんだ！ お前ら、仲間だったんじゃねーよかよ！ 円堂をボールで吹っ飛ばして、なんとも思わねーのか！ そんなにエイリア石が大事なのか！！」
「お前に何が分かる！？」
ボールを奪おうとしたのではなく、ただ円堂に対しボールをぶつけたことに怒りを表しに近づいた綱海を声を荒げながら肘で押し退けた風丸。
「いや、僕たちだからこそ分かる！」
「なにっ」
「俺、このチームが好きだ！」
「そして心からサッカーを愛するキャプテンが好きだ！ 君たちと同じなんだ！」
「同じ…？」
「キャプテンたちに出会えたから、今の僕があるんだ！」
一瞬、動きの止まった風丸の隙を突きAがボールを奪う。
「悪いね、風丸！」
「くっ」
鬼道が「こっちだ！」と声を上げ、豪炎寺と共に上がって行く。
「綱海！」
作戦通り綱海にボールを渡し、彼が超ロングシュートのツナミブーストを放つ。だがそれは杉森のダブルロケットで弾かれてしまう。弾かれたボールを即座に上げたシュートをしたのが吹雪だった。
「�爛Ε襯侫譽献Д鵐畢瓠�」
「何！？」
綱海のシュートを止めることは出来たが、体制が整う前に再びシュートを撃たれたのは計算外だったようだ。
「よし！ 同点だ！！」
第295話・ダークエンペラーズ戦 その5→←第293話・ダークエンペラーズ戦 その3
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活字不足卍(プロフ) - ここで衝撃の事実パート2。好きな声優さんは緑川光デス！好きなガンダムはブルーディスティニー1号機！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 本当にすいすい読めてしまいました。すごく面白いし、読みやすいです。これからもがんばってください！ (2022年2月9日 20時) (レス) @page23 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 世界編とかでもっとかっこ良くなってくるので、お願します。 (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 凄く面白かったです。世界編楽しみにしてます。もう一度誰落ちアンケートしてほしいです。みんな (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 見てます！今でも更新される度見てました！とりあえずエイリア編完結おめでとうございます！更新が私の生きる糧なので続きもどうぞよろしくお願いします。 (2022年2月8日 16時) (レス) @page22 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年2月4日 22時
