第091話・真・帝国学園戦 その2 ページ45
「うぉぉぉおおおおおーーーーーー！」
「！！━━━━止めろ佐久間ああ！」
佐久間が指笛を掲げ吹く。
地面から真っ赤なペンギンが飛び出し佐久間の脚に食らいつく。
「それは、禁断の技だ！！」
「�犢陳襯撻鵐�ン1号�瓠�」
5匹の赤いペンギンがミサイルのように雷門のゴールを襲う。
円堂はゴッドハンドで対抗するも『皇帝ペンギン1号』の威力は
留まることを知らず円堂をボールと共にゴールへ入れた。
真・帝国学園が先制点を取った。━━━━━━━━だが代償も大きい。
皇帝ペンギン1号を撃った佐久間はその場に膝をつき息切れしている。
「佐久間……お前っ何故…」
「ヘッ…見たか鬼道、俺の『皇帝ペンギン1号』！」
汗まみれの顔で笑う佐久間に鬼道がその激情を顕わにする。
「二度と撃つな！ アレは禁断の技だ！！」
声を荒げる鬼道。禁断の技と聞きなれない単語に目を見開く雷門イレブン。
「皇帝ペンギン1号は禁断の技だ！ 二度と使うな！」
「怖いのか？ 俺ごときに追い抜かれるのが」
「違う！ 分からないのか！ このままではお前の身体は…！」
「敗北に価値はない。勝利の為なら、俺は何度でも撃つ！」
佐久間の圧倒的な覇気に鬼道も土門も尻込みする。
佐久間が真・帝国学園陣内へと戻ると円堂が鬼道に禁断の技のことを聞いた。
「それに二度と撃つなって…？」
「皇帝ペンギン1号は影山零治が考案したシュート。
恐ろしいほどの威力を持つ反面、全身の筋肉は悲鳴を上げ激痛が走る。
身体にかかる負担があまりにも大きいため、二度と使用しない禁断の技として封印された。
あの技を撃つのは…一試合2回が限界。3回目は…」
「…二度とサッカーが出来なくなるということか」
すると円堂の身体も痛みが走ったのか呻き声を上げた。
「円堂！ お前ももう一度まともに受けたら立っていられなくなる！」
鬼道の言葉に耳を疑う。
だが佐久間のあの苦しみ用から察するに、事実なのだろう。
「この試合の作戦が決まった。佐久間にボールを渡すな！」
「うん」
「その作戦、大賛成だ。目の前でそんな最悪な光景は見たくない」
「僕もディフェンスに入るよ！」
「一之瀬…吹雪…佐久間のマークは頼む」
雷門はDFに吹雪を入れ試合を再開する。
第092話・真・帝国学園戦 その3→←第090話・真・帝国学園戦 その1
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
活字不足卍(プロフ) - ｱﾘｶﾞﾄｰｱﾘｶﾞﾄｰ 今日もコーラが美味い！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 54話はた○く細胞のことですよね？それにしても本当にこの小説好き!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 作者さん、ボロくそ分かるぞそれv2さすがにそこまでは、いかないけども確かにさっくん(佐久間)も好きじゃ。でもね我の最推しは、神様仏様 "照美様" です！！(語彙力なくてすみません) (2019年8月8日 10時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月31日 0時
