第109話・poor correspondent ページ21
「なんで言ってくれなかったんだよ〜」
「サッカー留学したって話はしたじゃん。その時に話していた……気がした」
視線を逸らすA。
すると彼女の名前を呼ぶ、ドスの聞いた声がした。
「やあ、エドガー。久しぶり」
「……ああ、久しぶり。たまの連絡くらいしたらどうなんだ…? 幼馴染だろう?」
「え、1年ぽっちしか一緒にいなかったのに幼馴染なの?」
Aは真面目に聞き返した。だがそれはエドガーにはオーバキルだった。
心にナイフがグサグサ刺さる。
心に刺さったナイフを振り払いエドガーは改めて挨拶をする。
「ンンッ、それはそうと……私には君たちの仲間を紹介してくれないのかい?」
それもそうだな、と青筋の浮かぶエドガーに気にも留めず(気づいていない)
改めて円堂たちにエドガーを紹介した。
「こちらはナイツオブクイーンのキャプテン。FWのエドガー・バルチナス」
「初めまして。キャプテンの円堂守です。ポジションはGK! よろしくな」
Aがエドガーの紹介をすると円堂も自己紹介をし手を差し伸べた。
先ほどまでサッカーをしていた円堂。マメだらかなのは当然として、土と埃で黒くなっていた。
それを見たエドガーは円堂に、まずは着替えてきたらどうか、と執事らしき人を呼ぶエドガー。
円堂はグラウンドから直接着てしまったことを謝罪し、執事らしき人に連れられて行った。
「さてA、募る話もあることだ。
まずは━━━━━━━エアメールの返信をしてくれないかな」
「いやいや〜、中学生には痛い出費でしょ? 今後頻繁に送ってくる必要ないから」
「そういって大方、英語で書くのが面倒くさい。
とかそんな理由だろう? 誰だって分かりますよ」
「分かってるならわざわざ送んないでよ…」
と腕を組みジト目でエドガーを睨む。
「フフフッ、幼馴染ですから。なんでも分かりますよ」
「幼馴染いうなら、朝いちばんに起こしに来て、布団を引っぺがすまでやってくれる『ザ・ラノベの幼馴染!』っていうのないの!?」
「…………日本とイギリスの距離、分かっているのか?」
「やだやだやだやだやだ、やーーーだーーーーー! 幼馴染萌えしたいんじゃー! 健気で一途でかわいい幼馴染がほしいィ!! 女の子の!」
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フラッペ(プロフ) - 毎回、本日の一言を楽しみにしている私がいる( ^^ )やっぱりFGO好きだと言いたくなりますよね笑そういえばイギリス代表メンバーで誰かがガラティーンって言ってた覚えがあるのだが…はて? (2022年9月7日 20時) (レス) @page39 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - ???「草。草ですよ。エドガー…」 更新ありがとうございます。この作品は私の生きる糧の1つです。続きを楽しみに待ってます! (2022年9月4日 22時) (レス) @page26 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - コメント失礼します。いつも更新楽しみにしてます!FGOなどいろんな要素があって笑いながら見てます!続き、とても楽しみにしてます!天界の使徒に一票入れます。更新頑張ってください! (2022年8月28日 18時) (レス) id: 6eca7d051a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:活字不足卍 | 作成日時:2022年8月28日 14時