第010話・地上最強のサッカーチーム ページ11
「どんな相手でも一歩も退かない。それが円堂なんだよな。退かないぜ! 俺も」
「雷門イレブンの新しい挑戦だね!」
「入院しちまった半田やマックスたちの為にもな!」
「うぁあ! 俺たち本当に宇宙人と戦うでヤンスね!」
すると栗松と目金の後ろにいた壁山が突然ガタガタと震え出した。土門がトイレか、と聞くと武者震いだと言った。
「俺だって雷門イレブンッス! やるッス!」
「ふーん、宇宙人に勝利するとなるとこれは歴史に残りますねぇ。僕も力をお貸ししましょう!」
それぞれが決意に満ちた瞳だ。だが、現在雷門イレブンは戦うメンバーが不足している状態。時間はなく、怪我をしている彼らが完治するまでは待てない。その現実を突きつける夏未。一瞬怯んだ円堂だが「だけど、やらなきゃ…」とボールを見つめる。
「そうだ! やらねばならん!」
現れたのは響木と火来だった。火来に言われるがまま着いて行くと、そこはイナビカリ修練場だった。円堂は特訓をするんだと考えていると、イナビカリ修練場には今までなかったエレベーターが設置してあり、それに乗り込みエレベーター下へ下へと降りていく。
「まるで秘密基地だな」
「いつの間にこんな…」
そしてポーンと音が鳴りエレベーターは止まった。扉が開かれるとそこには、巨大モニターの前に理事長が立っていた。
「理事長!」
「君たちだけでも無事でよかった」
理事長の言葉の意味が分からず首を傾げる円堂たち。
「もはや一刻の猶予もない。奴らはこれからも破壊活動を続けることだろう。何としても欠けたイレブンを集め『地上最強のサッカーチーム』を作らなければならないのだ」
「地上最強のサッカーチーム…」
呆気に取られた円堂の肩を豪炎寺が叩き視線で後ろを指した。円堂は豪炎寺の視線の方へ顔を向ける。
「そして、あのエイリア学園を倒す為には―――」
「理事長! 俺たちにやらせてください! 俺たちがやります! みんなやろう! 日本一の次は宇宙一だ!」
円堂の言葉に全員が賛成し「おおっ!」と掛け声が上がった。
そんな彼らを見た響木は円堂に、頼んだぞと言った。
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活字不足卍(プロフ) - 実は何度か主人公のデフォルトネームを変えようとしたことがある (2022年6月9日 1時) (レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
SERARU(プロフ) - コメントさせて貰います♪最初から読んでいて、凄く面白いです!いつも楽しみにしています!私も真・帝国学園が楽しみなんですよね♪待ち遠しいですwww (2019年7月29日 5時) (レス) id: 3e7ed852f8 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - また、すみません!第033話はないのですか? 前のコメの返事ありがとうございます! (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - こんにちは!第032話にある「隣では塔子が付かれたのだろう」の付かれたのだろうは、疲れたのだろうではないでしょうか? (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - コメント失礼します。35話の高根じゃなくて高嶺ではありませんか? (2019年7月27日 18時) (レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:活字不足卍 | 作成日時:2019年7月24日 15時