検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:129,794 hit

第147話・戦国伊賀島とは… ページ7

開会式後に、発表された全国大会一回戦の相手は、近畿ブロック代表の戦国伊賀島中学。――試合は、翌日。
 忍術をサッカーに活かしたプレーをするチームで、校長直々指揮を取っているようだ。詳しいデータは春奈のPCには入っていないらしい。

「Aは知ってるか、戦国伊賀島って…」
「去年も全国に出ていたよ。去年は帝国に負けてるね」
「帝国に…」
「さっすがは鬼道たちだな!!」
「帝国は圧倒的なプレーをするからね。去年は伊賀島はまともにボールを取れなかったみたいだし、そういうのは改善しているはず」

 アニメでの描写はなかったが、A独自の調べで戦国伊賀島は去年二回戦で帝国と当たり6対0で負けている。円堂は「さすが」と称賛したが、地区予選であれば10点、20点はくだらないほどに獲得点数が高いが、やはり全国大会となると帝国でも一筋縄ではいかないようだ。

「それに帝国を破った雷門、なんて拍車がかかっているから雷門に勝利=帝国に勝利ってなっているかもしれない」
「初戦からマークはされている、てことか…」
「いいさ! どんなチームだってサッカーをすることには変わりない! 今まで通り真っ正面からぶつかっていこう! 炎の風見鶏チャンスがあればバッチリ決めてくれよ!」

 円堂の言葉に豪炎寺と風丸が頷く。

「短絡的だね。ここは全国なんだからもっと作戦を考えたらどう?」
「だははっ…」

 緊張していた面々にふわりと緊張の糸が解けた。
 秋がアップの時間であることを伝えに控え室へやって来た。タイミングを見越したように夏未からのメールも届く。

「夏未さんからのメールだわ。『雷門イレブンのみんなへ。大事な全国大会の最初の試合なのにマネージャーの役目を果たせなくてごめんなさい。でも私は勝利を信じています。必ず勝ちなさい。これは理事長の言葉と思ってもらって構いません』…ですって」
「応援なのか、命令しているのか分からないでヤンスねぇ…」
「ま、如何にも雷門夏未ってメッセージじゃない?」

 夏未からのエールも受け取り更に気合が入る雷門イレブン。中でも一番気合のある瞳をしている風丸だった。

第148話・約束→←第146話・開会式



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
設定タグ:イナズマイレブン , アニメ沿い , 女主人公   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

活字不足卍(プロフ) - 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 (2022年6月9日 1時) (レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:活字不足卍 | 作成日時:2019年7月11日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。