だぁかぁらぁ！俺は厨二病じゃねぇ！

どういう状況？ ページ36

Aサイド





探偵社に戻って、


割り当てられた机とパソコンに向かいながら、


考える。


パソコンに１件、メールが来ていた。


送信者、神。


は？って思った俺は悪くない。


メールの内容を簡潔にまとめると、


チョーカーから流し込まれる血液凝固剤は、


５分ほど外気に触れていると意味を成さなくなり、


また付け直すと意味を成すということ。


長時間の異能暴走の防止らしい。


あと、異能の存在は認識されてないけど、


探偵社社長の異能力が、無意識下で発動していて、


範囲内に居る人の種類を絞れるようになったらしい。


要は、敵だけピンポイントに殺すことが出来る。




『…』




嗚呼、もっと人助けに不向きになった。


せめて威力低下とかだったらよかったのに。


メールを読み終わると、それは自動消去された。


なにそれスゲェ、とか思ってたら、


隣の席に座っていた与謝野晶子が、


唐突に声をかけてきた。




与謝野「使えるかい、そのパソコン」



『無問題(ノープロブレム)』



与謝野「にしても、折角の治療機会(チャンス)がアンタのせいでパァだよ」




なんだ治療機会(チャンス)って。怖いぞ。




与謝野「でも、あの芥川相手によくやれたね」



『偶々だ』



与謝野「そうかい？ま、アンタがそう言うなら、そうなンだろうね」




彼女は江戸川乱歩に呼ばれて席を立った。


医務室から、国木田独歩の怒号が聞こえた。




国木田「あれをこうしてこうばしっと動きをいい感じに、ぐっどやって倒す！」




…どういう状況だよ医務室。




、

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