だぁかぁらぁ！俺は厨二病じゃねぇ！

俺を？ ページ34

Aサイド




樋口「貴方は探偵社の、何故ここに！」




え？谷崎兄妹が呼んだんでしょ？




太宰「美人さんの行動は気になっちゃう質でね、こっそり聴かせてもらった」




盗聴ぅぅぅ！？いや最初から分かってたんかい！！




樋口「まさか、最初から私の計画を見抜いて…！？」



太宰「そゆこと〜」




……やっぱ俺、この人ちょっと怖いかも。


てかまだ眼帯電流の件謝ってないわ。


あとで謝らなきゃ。


気を失った中島敦の頬に、


ぺちぺちと触れる太宰治。




太宰「ほらほら起きなよ敦く〜ん」



樋口「生きて帰すと思っているのか！」




速攻で銃を構えるあたり、


この人もやっぱマフィアなんだな。




芥川「止めろ樋口、お前では勝てぬ。太宰さん、今回は退きましょう、しかし、人虎と眼帯の男の身柄は必ず僕等ポートマフィアが頂く」



太宰「何で？」



芥川「簡単なこと、人虎には、闇市で７０億の懸賞金が懸かっている」




なんか物凄い額が聞こえた気がする。




芥川「眼帯の男は非異能力者だが、マフィアとして脅威となる、殺せとの命だ」



『…俺を？』



芥川「然り」



『…そうか』




理解はした。でもさ、情報早くね？


俺昨日この世界に来たばっかよ？




芥川「探偵社には孰れまた伺います。僕等は必ず彼奴等を奪う。若し渡さぬと云うのなら…」



太宰「戦争かい？武装探偵社と？いいねぇ元気で」




太宰治の声に、温度はなかった。


多分、笑ってない。




太宰「やってみたまえよ、やれるものなら」



樋口「零細企業如きが！我々はこの街の暗部そのもの。この街の政治、経済、悉くに根を張る。たかが十数人の探偵社ごとき３日を待たず事務所ごと灰と消える！我々に逆らって生き残った者など居ない！」



太宰「知ってるよ、そのくらい」



芥川「然り、他の誰よりも貴方はそれを承知している」




他の、誰よりも…？


………まさか。




芥川「元ポートマフィアの太宰さん」




絶対に当たってほしくなかった予想が、


的中した。




、

怖くはない→←死ぬなら、格好よく

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