だぁかぁらぁ！俺は厨二病じゃねぇ！

言われなくとも ページ30

Aサイド




斬れた…？えっ斬れた？銃弾だよなこれ？


そこら辺の我楽多(ガラクタ)で斬れるもんじゃないよな？




ナオミ「…平賀、さん？」




そうだ、彼女たちを逃がさなければ。


振り向いて、口パクで伝える。


に、げ、ろ。


相手は何か言いかけたが、ぐっと口をつぐんだ。


これは俺たちに対処できるようなものじゃない。


探偵社の先輩に来てもらうべきだ。


そう考えたんだろう。


彼女は兄の手を引いて、




ナオミ「ッ、直ぐ、誰か呼んできますわ！！」




そう言って駆けだした。


おい、なんで逃げなかった、中島敦。




中島「っ、A君…」



『何用だ』



中島「僕たちで、時間を稼ごう」




…少なからず、驚いた。


男らしいところがあるものだ、と、


１４歳の俺が思う。


向こう明らか年上だよな、


身長同じくらいだけど。


キッと前を見据え、答える。




『言われなくとも』




そう言った瞬間、


何かがこちらに凄い速さで向かってきた。


後ろに飛びのき、避ける。


ゴホ、と咳込む声が、聞こえた。




、

死ぬ奴じゃんかぁ⤴→←気味の悪い場所

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