10罰。常識外れだ ページ10
「おーいてめぇら迎えに来たぞ〜」
「...来なくても良かったんですけどねィ」
「そりゃーな。でもお前らは俺の生徒だ。もし間違いでも犯 したらお!れ!が!大変なことになる。だから...間違いは犯 してねぇよな?」
「全然」
...おれがって強調してるけど先生...;生徒より自分が心配ですか;
「じゃあいいわ。教室に...」
ぱしっ
「俺らはサボるんで。先生、後はよろしくお願いしやす」
「え?」
手首を掴まれ窓から飛び降りる沖田さん
「うわあああああ!」
「よっと」
ストンッ
ドンッ
「いったッッ」
「この部屋1階なんですけどねィお前ェどんくせェな」
「うるさい!」
尻餅をついた。痛かった。
「...教室戻っても辛ェだろィ...?」
!
心配してくれるの...?
「鞄なんて教室に置いときゃいい。今から出かけようぜィ?」
キリッっとした顔で
沖田さんはポーンポーンと財布を...投げ...
「なんでわたしの財布持ってるの?」
「スった。」
はぁああ?
「いつ!?」
「さぁな。」
こいつ!警察じゃなかったっけ!?(違う世界の話です)
「えっと...1、2、3...おっ諭吉も入ってらァ」
「ふざけんな!今お金貯めてるの!!やめろ!!」
「...彼氏のためだ。人肌脱ぎなせェ」
「逆じゃない!?彼氏が彼女のためにお金使うもんでしょ普通...!」
常識外れだ...!
「...」
「こうか」
!
「な、なんで恋人繋ぎしなきゃならないの!?」
「したくねぇの?」
「.....」
調子が狂うよ...
なんでこいつはこんなに余裕なの...。
「...っ」
離そうとしても離せない。
私の力が弱いのか、力が抜けているのか...。
彼の力が強いのか...。
前者、か。
「...顔真っ赤じゃねぇか」
「黙れ」
学校を出る。
このまま教室戻っておいたらよかったなんて
毎回後悔してる...。
「...」
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ちせ(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2016年3月27日 9時) (レス) id: c8ad1cd256 (このIDを非表示/違反報告)
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