8罰。今も変わんねぇな。 ページ8
「うるせェからお前ェらはここにいろ」
ﾊﾞﾀﾝｯ
ｶﾞﾁｬｯ
...
空き教室に放り出される。
鍵もかけられた。
「どうせ糖分の話しかしないじゃない...」
「......」
糖分の話しかしないしうるさくても別によくないか...
...ああ、隣のクラスに迷惑だからか
「何見てんの」
「いや、顔に手ェあてて厨二病ごっこでもしてんのかと」
「悪いな、わたしはまだ本気を出してないよ！って厨二病じゃないし！！」
「1人でボケて しかもノリツッコミかよ..馬鹿じゃねェの」
「馬鹿で悪かったな！」
「悪かねェよ」
...
あと30分くらいここにいないといけないのか
「何もしないでよ...」
「するわけねぇだろィ」
だよね〜
別に両想いでもないし、だからといって片想いでもない
わたしは今すぐに別れたいと思ってるよ...。
こいつと付き合ってから踏んだり蹴ったり
「なァ、お前ェは誰か好きなヤローいるんですかィ？」
「...はっ いたとしたらどうすんの？別れてくれるの？」
「俺の気がすんだら別れてやらァ」
...まだ気はすんでないのか。
好きな奴ね、いるよ。
あんたが嫌ってる人。
「わたしの好きな奴教えてあげようか？」
「...土方っつったら殺 すけどなァ」
「...い、いません」
好きな人いません！いません！！いないってことにしといてください！！！
ごめんね！いるけど！！殺 されたくはないよ！！
「へぇ...そのわりには焦ってんな」
「焦ってない！」
「...」
沖田さんって好きな奴は誰かって他人に聞くんだね、意外。
「俺には姉がいた。」
えっ
突然沖田さんが話し始めてわたしは驚いた。
というよりも姉がいたということに驚いたよ。
「今はいねェが...土方さんと好きあってた...」
！
「俺は小さい頃から近藤さんには世話になってる
でも、土方さんが現れてから俺ァ...少しずつ、近藤さんとの...間に小さな壁ができた気がしてた...」
...
「みんな土方さんばかり好いて、俺の好きだった奴らみんなを奪っていく奴だと思ってた」
...
「...今も変わんねぇな。お前ェも土方さんのことを好いてやがる」
...
......。
何も言えない。
いつも腹黒い奴からこんなことを言われると
なんて言葉をかけていいのかわからなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちせ(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2016年3月27日 9時) (
レス) id: c8ad1cd256 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
