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「……お兄ちゃんは じむちゃれんじゃー なの？」
「うん、そうだよ…………？」
普通に答えたのだけれど、男の子はその瞬間に少し、目が輝いた気がした。
「そっかぁ……！だから、泣かないんだ……!!」
凄く、尊敬の眼差しで見つめられている…。ジムチャレンジャーって、子供の憧れだったっけ……？私は姉さんが憧れだったから分からないけど…。
「ボクね、じむちゃれんじゃーみたいに強くなりたい………だけど…」
ふと、キラキラした目が暗くなる。
「あいつらに、なにもできなかった……。あいつらね、ポケモンを盗むために、ボクにうそなきをしろって……」
私がジムチャレンジャーだと分かって、落ち着いたのか。男の子はあの男らの話をし始めた。
「できなかったら一生ここにとじこめてやるって、言われ、て……」
男の子の目に、再度涙が浮かぶ。
…あまりに酷くて絶句してしまった。ポケモンを盗む？そんなことのために、関係のない子供を巻き込んで……
…
…
「……………僕の名前、Aっていうんどけど、名前は？」
突然、徐ろに尋ねると、男の子は小さな声で答える。
「………………ユウタ……」
「……ユウタ君。いい名前だね。」
そう言うと、ユウタ君はほんのり頬を赤らめた。この年だ、まだ他人に、しかも会ったばかりの人に褒められることなんてなくて慣れていないのかも。
「ユウタ君がさっき言ったとおり、ジムチャレンジャーって強いんだよね。だって───」
一拍置いて、心に刻みつけるように、語る。
「───だって、頼れるポケモンたちがいるから。そんなポケモン達に誇れるようなトレーナーになろうとするから。」
離れたリュックサックが目に入る。
……いつか姉が言っていた言葉…。
「『……私を信じて。私はAを信じるから。』」
「……？」
「……おまじない、みたいなものだよ。」
きっと……ユキハミもイーブイもエレズンも。私を信じてくれている。その信頼に答えるべく、ユウタ君を助けるべく…………私が、
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のりゆ(プロフ) - 陽香さん» サザンドラとボーマンダとバンギラス(サナギラス)とで迷ったんですけれど……サナギラスでした!!(笑)やっぱり復讐相手のあの人の"あのポケモン"に相性抜群の子にしたくて……((ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ (2020年4月6日 23時) (
レス) id: f94e1d31e3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - さ、サナギラス……！？なるほど！私はてっきりサザンドラとばかり思ってました(笑) (2020年4月6日 1時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のりゆ | 作成日時：2020年4月2日 23時
