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心臓が飛び出そうになる。パーカーの上から掴まれた腕は震え出す。
一瞬で何も考えられなくなって愕然としていると、瞼がゆっくり開かれる。
ターコイズブルーの瞳が怪しく光り、艶やかに舌舐めずりをしながら彼は言った。
「──── 捕 ま え た 」
.
.
「でゃぎゎぁぁぁぁぁぁああああ!!!?」
思わず聞いた事もないような悲鳴が飛び出す……これが本当のパニック状態というのだろうか()
「おっ、おお、おおお起きてたんですか!!?!!!?」
「ああ。オマエが入ってきた時からな。」
「んな"っ!!!?」
頭に雷が落ちてきたような衝撃が走った。何か呟いたりしていなかっただろうか？……待った、お腹鳴ったの聞こえてたかな…？
……というか全然離してくれない。腕をぶんぶん回し続けているもビクともしない…
「は、離して…ください……!!」
「先に手伸ばしてきたのはAだろ？…何しようとしてたんだ、ん？」
にやにやと笑うキバナさんに、全身熱くなっていくのを感じる。それを隠すために、顔を逸らす。
「……な、なんでもないです…!!とにかく、離してくださいっ!!」
ふいに思いっきり腕を引っ張るが……やっぱり掴む手は離れない。
「いっ…つまで掴んでるつもり、ですか……っ!!」
「んー？そうだな……一生？」
「ま"っ!!?」
変な声が出てからすぐに「冗談だよ」と笑うキバナさんに、ますます顔が熱くなった。
ようやく手を離したキバナさんは立ち上がると………
「………怪我が無くて良かった。」
「────！」
……さっきまで腕を掴まれていた大きな手が、私の頭を撫でる。
「間に合って良かった…もしAに何かあったらオレ様は……」
…そこまで言って、彼は口を噤んだ。
────やっぱり、変な人だ。
からかってきたと思ったら、急に優しくしてきて。自由勝手というか……たちまちペースに飲まれてしまう。
……でも……凄く、安心するのは何故だろう……？
…………解らない……
.
.
「……あぁ、そうだ。」
突然、キバナさんが何か思い立ったように口を開き、こう言った。
「『目が覚めたら教えてやる』って言ったよな、オレ様」
…
…
…………あれ……夢じゃなかっ……た……？
…
…………BON!!!!!!()
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のりゆ(プロフ) - 陽香さん» サザンドラとボーマンダとバンギラス(サナギラス)とで迷ったんですけれど……サナギラスでした!!(笑)やっぱり復讐相手のあの人の"あのポケモン"に相性抜群の子にしたくて……((ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ (2020年4月6日 23時) (
レス) id: f94e1d31e3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - さ、サナギラス……！？なるほど！私はてっきりサザンドラとばかり思ってました(笑) (2020年4月6日 1時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のりゆ | 作成日時：2020年4月2日 23時
