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────例えるなら、『空』そのもの。
晴れのように辺りを照らし、雨のように冷静沈着。時に嵐のように大胆不敵に魅せる。
バトルでも、天候を操り、予測不能なプレーで相手を翻弄する。
まさに、最強のジムリーダー。僕の憧れのヒト。
そんな、破天荒な彼だから…………"アレ"にも、違和感は感じなかったんだ。
その時、気づいていれば……なんて後悔してももう遅い。
それでも今はただ───悔やむことしか出来ない。
尊敬するジムリーダー……キバナと、彼もしくは彼女とが出会ってしまったことを───。
.
.
<キバナside>
「────キバナさん、おはようございます。」
「……んぁ…リョウタか。んはよ…。」
欠伸をしながら挨拶を交わす。眠っていた訳では無いが、頭がまだぼーっとする。
「昨日からずっと此処にいたんですか?ちゃんと寝ました?」
「まあなー……。1時間くらいは寝たと思うぜ」
オマエはオレ様の母親か、と思ったことは言わないでおく。……前に、他の奴に同じような事を言われていて存外しょげていたのを思い出したからな。
リョウタは小さく溜め息を吐くと、オレの前の机の書類を整え始めた。こういう所も、コイツが周りから母親っぽいと言われる原因だ。
「……む、もしかして今日の仕事をもう…?」
「ああ、全部終わらせた。」
目を見開くリョウタを他所に、オレ様は徐ろに立ち上がる。そのまま、扉の方へ。
「何処かへ行くんですか?」
背中に投げかけられたリョウタの疑問に、手をひらひらさせながら、呟く。
「─────仕事より、やらなくちゃいけないが出来たんだよ」
☆★☆★☆
明け方。肌を擽る風。
外にいる人はほとんどいない。お陰でオレ様は、誰に邪魔されることなく、目的地に着くことが出来そうだ。
「────。」
急いでいる訳じゃないが、自然と足取りが速くなる。
………速く。
一人になれる場所。オレ様だけの場所。
ナックルシティ───────宝物庫へ。
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のりゆ(プロフ) - 真白さん» ありがとうございます!!!!恐悦至極です…!!はい!更新頑張っていきます!!(`・ω・´)b (2020年7月8日 0時) (レス) id: f94e1d31e3 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - ふわああああ! 面白いですっ! 更新楽しみにしていますね! (2020年7月7日 15時) (レス) id: 3ab5c4a85e (このIDを非表示/違反報告)
のりゆ(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!!物語を楽しんでいるようで嬉しいです〜!!これからも楽しんで下さいね!!!! (2020年4月2日 20時) (レス) id: f94e1d31e3 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 続編おめでとうございます!!主人公のお姉さんやボールから出てこない?ポケモンもですが、キバナさんの今後が気になります!!!!これからも応援していますね(´∀`) (2020年4月1日 21時) (レス) id: d49995ccec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のりゆ | 作成日時:2020年3月18日 20時