夜咄ディセイブ�� ページ16
僕は夜道を歩いていた。
今度は一人じゃなくて。セトと貴音ちゃんと。
相変わらずひょうひょうと風は吹いていたけれど。大丈夫。昔、僕が弱音を吐いた時に姉ちゃんが言っていたのだ。
「確かに一人だと夜は怖いけど…でも大丈夫！ここには、私もアヤノもつぼみも幸助もいるからね！修哉は一人じゃないよ！」
…嫌い夜が少しだけ好きになれた気がした。だから、そんなことを教えてくれた恩返しのためにも。姉ちゃんは必ず助けなくちゃ。
アヤ姉ちゃんやつぼみ、幸助を守ること確かに大切だが、姉ちゃんから頼まれたことであって僕自身の意思ではない。僕の、嫌、僕らの意思はきっとA姉ちゃんを助けることなんだ。
「…はぁー緊張してきた、吃驚するわよねーやっぱり」
アジトが近付いてくると、貴音ちゃんは溜め息混じりに呟いた。
まぁ、それはもう驚く所で済んだらどれだけいいか…。
「そ、そそ、そうですね！」
セトがビビりながら貴音ちゃんに応答する。さっきの貴音ちゃんの睨みとすごい態度がトラウマなんだろう。まぁ、セト視点から見たらいつも明るくて元気な子が急にあんな様子になったんだし、こうなるのも無理もないか。
そのせいでほら、変な口調から昔の敬語へと戻ってる。
「つなぎさん…いや、これはエネだ。セトさん挙動不審？」
「えっええ！誰のせいっすか！？」
「「あっ、戻った」」
「…へ？」
セト気付いてないのかな。敬語から変な口調へ戻ったの。まぁ、いいや。くだらないことを話しているともうアジトである。
鍵を開け、ドアノブを捻る。隣では貴音ちゃんが深呼吸をしていた。
「ただいまー」
「……おかえり、随分遅かったなカノ？」
キドは綺麗な笑みを浮かべながら言う。…これはヤバい。普段からふわふわ雰囲気を漂わせてるセトこそあまり怒らないけど(怒ったら怖いけど)キドはやはり、怒るよねぇ。
まぁ、今回は完璧に僕が悪いし。仕方ないか。殴られる道しか見えないけど。
「ん？…ってそいつ誰…って文化祭の…」
キドの顔が少し緩む。見かけない人を見つけたからだろう。
「…ええっと、どこから説明しようか」
ちらりとセトを見る。
「……俺は知らないっす…黙ってたカノの責任っす」
そう言ってぷいっとあさっての方向を見るセト。
「…？おい、どういうことだカノ……まさか彼女？」
「「違うわ‼」」
貴音ちゃんと僕で合わせて突っ込む。どうしてキドの予想は斜め上をいくのか。
こんな状況だっていうのに僕らは大笑いしていた。
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Nono��(プロフ) - ネット中毒少女さん» 風呂のシャワーのガスが切れていた！←貴方様がクズだったら私はなんなんでしょう？続編いきました！頑張らせていただきますね！とてつもなく暇でしたら見てください (2017年3月29日 22時) (
レス) id: 9ea67736e0 (このIDを非表示/違反報告)
ネット中毒少女(プロフ) - Nono��さん» 風呂に入りましょう！！← だとしたらオレはカスですか…← (2017年3月28日 19時) (レス) id: af08178a2e (このIDを非表示/違反報告)
Nono��(プロフ) - ネット中毒少女さん» おおっと米が服の中にも潜入！なんとも擽ったい！←尊敬…マジですか…文才力が塵ほどもないのに… (2017年3月28日 17時) (レス) id: 9ea67736e0 (このIDを非表示/違反報告)
ネット中毒少女(プロフ) - Nono��さん» ぎゃあああああああ(( こんなじゃねえっすよ！尊敬ですよ！ (2017年3月27日 20時) (レス) id: af08178a2e (このIDを非表示/違反報告)
Nono��(プロフ) - ネット中毒少女さん» そしてお茶碗の米が全部かかった〜！←…応援してもらってるとか…夢ですかね？こんな作品なのに…何故…… (2017年3月27日 12時) (レス) id: 9ea67736e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono�� | 作成日時：2016年11月15日 7時
