悪女が大量発生してるのでモブを極めたいと思います。【呪術廻戦】

悪女が十六匹 ページ18

「・・・朱音が居ない・・・。」

朝、夏油と教室に入ると顔が真っ青な五条悟。


「え、本当かい？」

「あぁ、夜蛾が・・・。」

え、えぇぇぇえ。


「おい、こっち見んな。私はまだ犯罪者になってない。」

「君じゃなかったのか。」

ふざけんなよ？

てか、この空間クソ過ぎる。

私と夏油と五条。

え、拷問かなんか？

「それとね、言ったでしょ！？私がアイツ消すならもっと完璧に消すよ！？任務に紛れて！とか。そんな馬鹿じゃねーし。」

「確かにそうだね。」

納得したようにうなずく前髪。

やっぱ、イラつく。


「とにもかくにも、私は東條に手を食われてない！！」

「あ、奈緒じゃん。」

無視すんなよ！！
って、奈緒？

五条の指差した方には・・・・




庭でシャベル持って人を血の染み込んだ布で担いでる奈緒が居た。


「な、奈緒！？」

おまっ、やっちゃったの！？

やっちゃったの！？！？！



「あ！Aちゃん！！」

「おいおい、こっちくんな！！ついでに体くねくねさせんな！！」

笑いながら近づいてくる奈緒。

サイコパスかなんか！？！？！？！



「・・・。はぁ・・・奈緒。ソレ、誰？」

「え？・・・あ！えっとね！？これはね！？違うんだよ！？」

・・・・。え？

「そんな顔で見ないで！！誤解、誤解だから！！」

嫌、どうみても・・・。

「奈緒。私の為にやってくれたの？それなら、頼んでないけど。でも、ごめん。ありがと。」

「ち、違うから！！まだ犯罪じゃない！！私、犯罪者になれないから！！」

「じゃあ、何？それ。」

・・・明らかにあれだし。

「・・・コレ、私の妹。」

え？


「妹居たの！？」

「マジ！？」

「誰だい！？」


後ろのクズコンビも寄ってくる。

「おい、起きろ。バカ。」

人ごと布を下に落とす奈緒。
妹の扱い雑だな！？

「あ！はじめまして！！私、佐伯奈子って言います！」

・・・・ヤバい。

この子、私と同類と見せかけたモブイン系悪女だな！？

モブだけど・・・皆のヒロインなんですっ！！系悪女だな！？


「・・・私、佐藤A。よろしく。」

「あ、Aさんでしたか！いつも、お姉ちゃんからお話聞いてます！！」

ほう・・・、普通にいい子？

「モブになり切れてないモブって。」

クッソ、生意気だったぁぁぁぁあ


「・・・。そ、別に。モブを極めたいとは思ってるんだけど、中々難しくてねぇ？」

こっちもやってやる。(大人げない)

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