この少女、怒り ページ17
「あ!恵君ボコられてんじゃん!!」
酷い!!
「動くな」
棘の呪言で東堂君が止まる
「何やってんのー!!!」
パンダが殴る。
「からのキック!!!」
そして私が蹴る
「フゥギリギリセーフ」
「おかか!」
「アウトだよ」
「うんまぁアウトっちゃアウトか」
「久し振りだなパンダ」
「なんで交流会まで我慢できないかね。帰った帰った。大きい声出すぞ。いや〜んって」
「言われなくても、帰る所だ。上着どこだっけ」
「ね・・・・
ねぇ、東堂君。私の後輩虐めるのは楽しかった?」
「お、やるか?A。」
「殴らせて欲しいかな?」
「おかか、ツナマヨ」
・・・・・
「分かった、棘。殴り殺すのは交流会にする。」
「A。マジお前ヒートアップしすぎ」
パンダに抑えられる
「分かった・・・・・・・・
東堂君。交流会楽しみにしといてね?再起不能にしてあげる。」
「おいおい、再起不能は困るなぁ・・・。ま、どうやら退屈通しってワケでもなさそうだ。
乙骨に伝えとけ「オマエも出ろ」と」
めんどくさい・・・
「オレ パンダニンゲンノコトバワカラナイ」
パンダ君。それは無理があるだろ
ずかずかと東堂君が帰っていく
「やっと帰った、あの人」
「Aって東堂嫌いだよな」
嫌い!?
「べ、別に。嫌いってわけじゃなくて・・・・苦手なんだよね・・・・・」
「こんぶ?」
「え?・・・・だって、アイドルの事になると話聞いてくれないし、すぐ暴力に走るじゃん」
「ま、確かにな。」
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作者名:希乃夏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nonoka88884/
作成日時:2020年11月29日 12時