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和sied
どうしよう、どうしよう。
電話しちゃった。
大野さんと別れて、帰ろうとしたはいいものの、帰る方法が見つからなくてテンパった俺はどうすればいいのかわからず、思わず助けを求めてしまったのだ。
失礼だ、完全に失礼だ。
俺はエントランスの椅子に座っていた。
まーくんとお友達の潤くんを待つために。
初対面の人が来るなんてちょっとドキドキ。
それに図々しいお願いしちゃったし…
お友達の潤くんも怒っていないかな…
そんな心配も少し…
「あっ、来た。」
来てくれた…
笑顔のまーくんと、あれが潤くん？イケメンさんだ…
あんなイケメンの友達いるなんて。
さすがまーくん。
よくわからない関心をしていた俺。
「和くん昨日ぶり。そして、何事もなく出会ったのは初めて。」
確かにそうだな。
いつも、何かあった。
全部、危険な目に。
「ありがと、まーくん。来てくれて、それから…」
俺の人見知りが発動してまーくんの背中にちょっと隠れて潤くんを伺った。
「大丈夫だよ。潤は優しいよ。」
小さい子にするみたいに頭をポンポンされた。
「むぅ。子供扱いしないで！」
怒ってみても笑われた。
潤くんも笑ってくれて…
本当だ、優しそう。
まーくんの背中から出て潤くんに握手を求めると、潤くんは座っている俺の目線に合わせて、握手をしてくれた。
「さっ、行こうか。家送ってあげるから。」
潤くんが言った。
「そうだね、潤、和くんのことおんぶして。」
「了解。」
て、ええー！俺、潤くんにおんぶされるの？
恥ずかしいかも…
「抱っこしてあげるから、杖置いて。」
結局、言われるがままに行動している俺も俺だけど…
まーくんに抱っこされて潤くんの背中に乗せられた。
「うわっ、軽っ。」
潤くんの感想はこれ。
重いって言われるかと思った…
「さっ、お家帰ろっか。」
まーくんが杖を持ってくれて、歩き出した。
「いやー、和は雅紀が言ってたけど、可愛いな。」
「かっ、可愛くなんかっ！」
もう、まーくんは潤くんに何を言ったの！
なんか、和と呼び捨てにされるのも気恥ずかしいような、嬉しいような。
ポッと耳が赤くなった。
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あみ(プロフ) - スローでも完結させて下さい (2016年8月29日 1時) (
レス) id: 406e8df93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noko | 作成日時：2015年8月15日 0時
