【銀魂】空から女の子が降ってきました。10

第三百五十五訓 ページ2

いつも通りの朝の筈だった。



うん。



いつも通りの朝を迎えたから、いつも通り起きていつも通り二度寝しようとしたんだよ。



うん。



何回いつも通り言うんだろうね。








…………。






……。







………………とにかくだ。






とりあえずいつも通り二度寝しようとしたんだよね。いつも通りね。






………それなのに何で、






何で、









何でトシに押し倒されてんの？？








いやマジで嘘じゃないんだって！なんか起きたら上にトシいたんだって！！重いんだって！！！






『あ、あの、トシー？あの、どしたの、』



土方「ッ、ッ、はぁっ、は、」






なんか息荒いし顔赤いし！！！え、なに？酒？酒飲んだ？酔ってんの？いやでも朝だし、






土方「っはァ………か、せろ、」



『えっ？』



土方「抱かせろ…っ」



『ッ！？』






気付いた時には腕を拘束されていた。



…………えっ。






『ちょっ、待ってトシ！？何があったんだい！？映画挟んで色々あって読者も戸惑ってるから！！段階踏まないとヤバイって！！』



土方「ッはぁ……っ、俺じゃ、嫌、か…？」







そういう問題じゃねーだろォォ！！！！！







『まっ待って何があったか教え、ひゃッ、』






ぬるりと首筋を舌が這った。ぞわっと何かが背筋をかけのぼる感覚がして身をよじる。






『や、ちょ待っ、んンッ』






声を塞ぐ様にして唇を重ねられた。拘束されている手はピクリとも動かない。





(苦しいしッ、トシに、何があったのか…ッ)





乱暴、とまでは行かないが荒々しい舌の動きについていけなくて涙が出る。


熱い熱をもった舌が、私の舌を引きずり出しそのまま絡ませてきた。





『んぅっ……ふっ…、』



土方「ん、ふっ…はぁっ、ん、」






しかもキスしてる最中のトシの声がえろすぎて耳が擽ったい。でも流石にヤバイので足をバタバタと揺らした。



酸欠で死ぬ。マジで死ぬ。
恥ずかしすぎて体全身が熱いし。



すると、








＿＿＿＿＿スル……ッ、








『んんんっ！？』






トシが私の足を割って片足を割り込ませてきた。


押し倒されているのでトシの着流しの裾が太股に擦れて擽ったい。思わず声を出してしまった。






ヤバイッ、ヤバイってコレ！！



待って、だって、誰か助けてぇぇ！！！










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