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依存度 4% ページ7

今日も疲れた。


くっそ、太宰の奴のせいでまた帰るのが遅くな

っちまった…



なのに、彼奴は悠々と先帰りやがって。



中「イライラが収まンねぇ。
あーAに会いてぇな。」




血が吸いたい。

別に女限定っつーわけでも無ぇ。


男でもいいが、誰かに見られて男色家とでも


思われるのも、A以外の女の血を吸う


のもお断りだ。


反吐が出らァ。




やっと俺たちの家に着く。

中「帰ったぞ…って、手前また先にやりやがったな。俺もそろそろ限界だってのによォ。」




家に帰ればAは寝たのか寝かされたのか。



太宰の膝の上で寝息を立てていた。




太「やァ、お帰り、悪いが先に貰ったよ。
限界なら何処ぞで死んでくれ給え。」




此奴のこういう所が嫌なんだ。



中「ハァ。仕方ねェ。
俺もこの方法は嫌なんだけどな。」





寝ているAの元へ歩み寄り、Aの


後頭部を持ち上げ、そして首に牙を立てる。


彼奴(太宰)の吸血の跡がチラついてまた


イライラしてきた。



貴『…ん、ぅぅ』




やっべ、止まらねェ



太宰が近くで見てるのも気に入らねェ。



だが、それよりも血を吸う事に集中してェんだよ。




中「ん、ぷはっ。 前よりも甘くなってやがる
どーなってんだよ。Aの血。」




太「そうなのだよ。実に不思議なものだね。
Aちゃんの血。」





Aの顔を見てみると、少し頰が紅くなっ

ていた。




寝てやがるのに、俺を誘ってるのか。







ったくよ、罪な女だせ。手前は。



其処も愛おしいと思うのは俺が手前に完全に



依存してるって事だよな。























********

中也さんが血を吸うときの体制はご想像にお任

せいたします…。


どーやって、説明しよう。

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作者名:のぶめ | 作成日時:2019年2月1日 10時

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