依存度 1% ページ4
此処は窓も、時計も、テレビも無い部屋。
あるのはベッドなど生活に最低限、必要な物だけ。
部屋の隅には大きく、沢山の本が入った本棚が
ある。
其処には監 禁されているのはAという少女。
監 禁している2人の少年。
ポートマフィア幹部の太宰治。
幹部補佐の中原中也。
ベッドにはAと太宰がいる。
貴『すぅ……すぅ……』
太「フフ、Aちゃんは寝顔も可愛いなァ」
Aは寝ているが、太宰は起きていて、
寝ているAの頭を撫でている。
途端、扉が開いた。
開けたのは中原中也だった。
ベッドの近くまで行き、Aを起こす。
中「A、朝だぞ、起きろ。」
貴『んっ、んぅ…』
太「もっとAちゃんと寝てたかったのに…」
中「うるせぇよ。ほら、A起きろって」
貴『んぅ〜 … やぁ…まだ治と寝る〜』
中原はAを起こすが中々起きない。
それに、もっと太宰と寝たいと言い出す。
太「ほらぁ、Aちゃんはこう言ってるよ?」
貴『もっとねちゃダメ…?』
と、トロンとした目で中原に問いかけた。
中「っ、そりゃあ…あ、」
すると、中原は何かを思い出した様な面持ちを
し、口を開いた。
中「A、明日は仕事が休みだ。
明日は沢山構ってやるから、今だけ起きろ。
後で寝てもいいからよ。」
貴『…本当!?
あ、…2人とも仕事行っちゃうの?』
寂しそうな顔でAは2人を見つめる。
中「安心しろ。終わったら直ぐ帰ってくるからよ」
中原はAの頭を撫で、安心させる。
貴『うん!行ってらっしゃい!!』
パァァと花が咲いた様に喜ぶ。
中「おぉ、行ってくる」
太「善い子で待っててね〜、行ってきまーす。」
貴『行ってらっしゃい!!』
2人が重い扉を開け、外に出て行くのを見送る。
貴『明日が楽しみだなぁ…』
69人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のぶめ | 作成日時:2019年2月1日 10時