新門紅丸生誕祭番外編！:「もやもやした黒い欲。」参 ページ25
紅丸side.
「Aちゃぁーん！お酒ちょーだいっ」
『はいっ！ちょっと待って下さいね〜！;;』
「俺にもついで〜！！」
「俺もー！」
『はーい！ただいまぁ〜！！;;』
「………。」
ぱたぱたと酒瓶を持ちながら、広間のあっちこっちから呼び出されているAを目で追う…。
Aのことを呼び出してる奴らの顔をよく見てみると、鼻の下を伸ばしきって顔の筋がゆるゆるな奴らばっかりで、そんな奴らに態々会釈しに行ってるAにイライラする…。
「…そんなに話したいなら、お前もあいつらみてぇに呼べばいいじゃねェか紅。」
「なんのことかさっぱりだな。」
「いっつも酒飲んだら笑顔が止まらない愉快王が、
目血走らせて、1人の女を目で追ってても同じことが言えんのか？」
「目血走らせてねェ…つか愉快王じゃねェ…！！」
「イライラしてんなぁ〜…」
酒を片手で呑み、イライラしながらAを目で追っている俺を苦笑いをしながら見た。
「この頃、いい感じなんだろ？」
「…何がだ。」
「Aとだよ。前と比べるとよく話してるところ増えたじゃねぇか。進歩ねぇのか？」
猪口を机に置いて、今も他の奴にあっちこっち呼び出されてるAをちらりと横目で見る。
「…鈍いんだよ。
あいつ…」
「あぁ〜、そういうことか…。」
俺がそっぽを向いて短く言うと、紺炉は言いたいことを察したのかすぐ表情を曇らせた。
酒を飲んでるのに、むしゃくしゃして頭からAの
ことが離れない。
Aの方を向くと、またさっきとは違う男に酒を注いでいた。
「いやぁ〜、すまんねぇAちゃん。」
『いえいえ！お気を使わず…』
「Aちゃんは可愛くて、優しくて、料理も上手くて〜…本当に凄いなぁ！！」
『い、いやぁ〜…そんなこと〜！…ありませんよ？』
Aは少し恥ずかしそうな、困ったような笑顔を見せながら、周りの奴らと話していた。
「(なんっでちょっと軽く照れてんだよ…！！
つか何気になにAの事口説いてんだ吊るすぞっ…！！！;;)」
俺の中にどんどん黒いもやもやした感情が腹の底から湧いてくる…。
すると、前で酒を呑んでいた周りの奴らが顔を真っ赤にしながらAの方に顔を向けて言った。
「いやあ〜、この頃忙しくてAちゃん見れてなかったけど、またまた綺麗になったなぁ〜…」
「そうだなぁ〜！べっぴんさんだな！べっぴんさん！！」
「第7唯一の花だな！！」
目の前でAの話で盛り上がる野郎共を無視し、
俺は机に置いてある酒瓶を手に取った…。
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いあ。(プロフ) - 夢主のラッキースケベられ発動(紅丸相手の時だけ)が見たいです！で、治った時に紅丸が今まで我慢したんだから……的なのが……(趣味丸出しですw)これからも頑張ってください！Twitterフォローしました！ (2020年2月27日 1時) (
レス) id: 66609dd94a (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - リクエストってしていいんでしょうか？ (2020年2月22日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年2月19日 8時
