バレンタイン番外編:とろけそうなほど甘い。陸 ページ15
・＊・＊・
「……なんのことだ。」
「目逸らして惚けても無駄ですよ。私、ちゃーんとAさんの作ってるチョコレートの中に何かピンク色をした液体入れてるの見たんですからね。」
あえて止めませんでしたけど。とジトっとした目で
プリンセス火華を見つめるアイリス。
「「はぁぁ！？」」
厨房に茉希と環の発狂した声が第8の協会中に響き渡った…
「やっっっぱり、何か入れてたんですね！！！怪しいと思ったんです！！火華さんが何もしないなんて！」
「Aお姉ちゃんに何かあったらどう責任とるつもりですか！！？というか、何入れたんですか！！！」
プリンセス火華に怒りながら詰め寄る茉希と環。
そして後ろでジト目でずっと睨み続けるアイリス。
「………そうだな…、聞きたいか…？」
そう言った火華は、妖しく口を綺麗な弧にしながら
発した。
それは……。
_______________……。
紅丸side.
……………遅い。(怒)
「…若。Aから連絡が遅くて心配になる気持ちも
俺にも分かりやすが、せめてその凶悪犯みたいな顔
どうにかしてください。」←
「うるせェ誰がA溺愛野郎だ否定はしねェが潰すぞ紺炉ォ」(早口)←
「いや、誰もそこまで言ってませんが…つか否定はしないのかよ。」←
クソッ一昨日許可なんか出さなきゃ良かった…((ｲﾗｲﾗ
-二日前…-
『お願いしますっ！二日後の休日に、第8の協会に行かせて下さい！！』
「ダメだ。」
「即答かよ。」←
一昨日の昼、急にAが第8のとこに行きたいと俺達に言ってきた…。
正直、何の用でわざわざ第8に行きたいのか俺には理解出来ず、とりあえず話をきいてみることにした。
「大体、第8の所に何の用があるんだ。」
『え、あっ…えっと……』
目をあちこちに泳がせて、何か言い訳をしようとする素振りをみせるA。
っは、バレバレだっつの。
『…………………………会議。』
「あ？」
『会議！…です。』
強気に胸を張って口を開くA。
「会議ｨ？それって桜備たちも含めてか。」
『は…、はい…。そうですよ…？』
嘘だとこっちはそんなのとっくのとうに分かっているが、あえて俺はこいつの嘘に乗っかった。
「………何が議題だ。」
『えっ？？あっ……えっ、と…。』
Aが口をつむぎ、広間に沈黙が走る…。
バレンタイン番外編:とろけそうなほど甘い。漆→←バレンタイン番外編:とろけそうなほど甘い。伍
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いあ。(プロフ) - 夢主のラッキースケベられ発動(紅丸相手の時だけ)が見たいです！で、治った時に紅丸が今まで我慢したんだから……的なのが……(趣味丸出しですw)これからも頑張ってください！Twitterフォローしました！ (2020年2月27日 1時) (
レス) id: 66609dd94a (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - リクエストってしていいんでしょうか？ (2020年2月22日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2020年2月19日 8時
