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第三十二話.十六夜桜【月光隊/如月】 ページ32

バッ

言い知れぬ悪寒を感じて、上半身を勢いよくあげる。

顔にも体にも冷や汗が流れている。

『どうか無事で…!』

誰かが襲われている気配がする。

隊服は着たまま、刀は顔のそばにあったので、すぐに向かえた。

木の枝、空に舞う木葉を利用して、
早く進めるように工夫する。

宵喜さん!…と、日月!?

いや、驚いてる場合ではありません!
宵喜さんを助けなければ…!

囲まれた宵喜さんのところへ素早く回り込み、

空中に飛んでいる状態で叫ぶ。

この場合、一番効果のある型は…!


『宵喜さんっ!【桜の呼吸 壱ノ型 満桜】』

間に合った…

「桜ちゃん!?ごめん、助かった!」

『いえ、とんでもないです!』

「【酔の呼吸 質の型 晩酌】」

突然宵喜さんが攻め始めました…

なら、私も援護をしないと…!

雪桜の構えをとったとき、
「桜ちゃん!光屋敷様を連れて安全なところへ!コイツは俺が受け持つ!」

日月に月一人で食い止められるかどうかはわかりませんが…

『っはい!ご健闘を!』

信じるしかないですよね。

光日さんを横抱き(いわゆるお姫様だっこ)にして走り始めたとき、

「ああ!ありがとう!」

…って、小さく聞こえて。

そんなの断るわけないじゃないですか。

お礼なんて要らないですよ。

とにかく、休めるところを探さないと!



はぁー…ようやく落ち着けました…

<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

休憩中by木の上

<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

光日さんを器用に枝に横たわらせて、膝枕をしています。


宵喜さん、どうなりましたかね…?

それにしても、どうしましょう。

ここで緊張しながら休ませるか、

下山してゆっくり休ませるか…。

デモ,ワタシ,ヤスメルトコシラナイ…

…本当にどうしましょう。




というか皆さんいつも始まりにメタ発言しますよね。私もした方がいいんですか?(ゑ)

第三十三話.光屋敷天【日光隊/リーのアニメ部屋】→←第三十一話.宵喜痲雅【月光隊/ぷれえと】



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如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】修正終了しました。次の方どうぞ。 (2021年8月13日 22時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】お話をそのままコピーしたのでルビがおかしくなっているので、集成させていただきます (2021年8月13日 21時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
味噌田楽(プロフ) - すみません、リレー小説を書きたいと思うので、パスワードを教えてくださると幸いです。 (2021年8月13日 19時) (レス) id: 9f9b8eea81 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - 【日光隊\雫日 桜庭薫\こうしんしました】 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅 零(プロフ) - 極楽蝶*さん» 素早いご対応ありがとうございます。では、改めましてこれからよろしくお願いします。 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 2214ae1c32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魑魅 零 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/SudamaRei21/  
作成日時:2021年7月10日 17時

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