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第二十話.月夜【十二日月/夜伊良】 ページ20

目の前の景色が一気に変わる。


無惨からの呼び出しだった。
鳴女に連れてこられたらしい。


無惨「月夜。尼伊月を連れてこい。」


周りを見渡す暇もなく無惨が命令する。
ただその一言だけ。


“何で私が”なんて言えない。
指示された事を実行するだけ。


普通の鬼ならそうだろう。


反論したり質問したりする事は出来た。
“絶対に”殺されないと分かっていたから。


もし殺されるならもうとっくに殺している。
だから私は聞いた。


『私が行かずとも鳴女で呼べる。』


“聞いた”というより指摘に近い。


そう。結局無限城に来るには
鳴女の力を使うしかない。


だから連れてくると言っても
伝えるだけだろう。


無惨「私に指図するのか?」


あぁ本当に理不尽だ。
いきなり呼び出しておいて何だ。


『いや。やっぱりいい。』


私は割と簡単に引き下がった。
あまり追及して逆上されても面倒だ。


だが正直尼伊月とは会いたくなかった。
絡みが面倒臭い。
簡単に来るだろうか。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


聞いていない。









飛ばされるのが戦場のど真ん中なんて。


私が今いるのは、
大勢の鬼狩りと尼伊月の間の位置。


今にも切れそうな緊張の糸。


その中に私が来て鬼狩りも、
そして尼伊月も軽くだが驚いている。


速く終わらせなければ斬り合いが始まる。


そう悟った私は本題に入る。


『尼伊月。無惨からの呼び出しだ。
速く来い。』


簡単に来るといいんだが,,,,

第二十一話.尼伊月【十二日月/味噌田楽】→←第十九話.尼伊月【十二日月/味噌田楽】



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如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】修正終了しました。次の方どうぞ。 (2021年8月13日 22時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】お話をそのままコピーしたのでルビがおかしくなっているので、集成させていただきます (2021年8月13日 21時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
味噌田楽(プロフ) - すみません、リレー小説を書きたいと思うので、パスワードを教えてくださると幸いです。 (2021年8月13日 19時) (レス) id: 9f9b8eea81 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - 【日光隊\雫日 桜庭薫\こうしんしました】 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅 零(プロフ) - 極楽蝶*さん» 素早いご対応ありがとうございます。では、改めましてこれからよろしくお願いします。 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 2214ae1c32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魑魅 零 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/SudamaRei21/  
作成日時:2021年7月10日 17時

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