第十九話.尼伊月【十二日月/味噌田楽】 ページ19
「ほーんと酷いよねぇ、か弱い女の子を囲み込むなんて。」
「どの口が言うか。」
今、私の周りには沢山の隊士が居る。
武器を構え、殺気を私に向けてくるのだ。
酷いったら無い。
「てか私、もう疲れたって言わなかったっけ。」
気だるく彼女たちに目を向けると、地雷を踏み込んでしまったのか、怒りに血走った目を向けてきた。
尼伊月はその目が気に入らなかったのか、ワントーン落とした声で威圧した。
「何?その目。文句あんの?」
「お前....人の命をなんだと思っているんだ?!」
感情が昂り、大声で叫ぶ叶乃。
それを馬鹿にしたように鼻で笑い、尼伊月は首を傾けた。
「一応感謝の気持ちは持ってるよ?」
「はぁ?」
「だってそうじゃない。」
一度目を瞑り、また口を開いた。
「あんた達も牛や豚は食べるけれど、それがいけないこととはおもわないでしょ?それと同じだよ。」
ひとつ息をつき、目を開いた。
「私たち鬼にとっては人間なんて食料に過ぎないわ。」
そう言って、にっこりと笑った。
第二十話.月夜【十二日月/夜伊良】→←第十八話.桜庭薫【日光隊/極楽蝶*】
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如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】修正終了しました。次の方どうぞ。 (2021年8月13日 22時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】お話をそのままコピーしたのでルビがおかしくなっているので、集成させていただきます (2021年8月13日 21時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
味噌田楽(プロフ) - すみません、リレー小説を書きたいと思うので、パスワードを教えてくださると幸いです。 (2021年8月13日 19時) (レス) id: 9f9b8eea81 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - 【日光隊\雫日 桜庭薫\こうしんしました】 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅 零(プロフ) - 極楽蝶*さん» 素早いご対応ありがとうございます。では、改めましてこれからよろしくお願いします。 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 2214ae1c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魑魅 零 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/SudamaRei21/
作成日時:2021年7月10日 17時