ウチの子【K.Ninomiya】 (ページ40)

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智翔雅和潤「お疲れ。かんぱーい！」

ビールグラスがカチンと音を立てる。

「あー、うまい！仕事終わりのビール最高だわ！」

潤「こんな会場にいて、2時間近く飲み物も料理もお預けだったもんね(笑)。」

翔「ビールうめー！」

智「相葉ちゃんが静かだな～(笑)。」

リーダーがそう言うから相葉さんの方を全員が見る。

と、幸せそうに料理を食べ進めている相葉さん。
そんな我々には気付きもしないで、黙々と食べ続けてる(笑)。

翔「静かなわけだ(笑)。」

「ですね(笑)。さて、ワタシはビール…」

おかわりを取ってこようとすると、手からグラスがスルリと抜き取られる。

智「ニノはもうビールダメだよ♪」

「何でですか！」

智「飲みすぎると、腰によくないよ？」

「でも飲み足りない…。」

智「おいらとジュースにしよ？」

首をかしげて優しい目でそう言われたら、もう頷くしかなくて。

大野さんがもらってきてくれた100%のオレンジジュースを受け取って飲む。

「それにしても、今日はみんな一段とワタシに過保護ですね？」

そう言うと、みんながニヤニヤこっちを見る。

「何よ、ニヤニヤして。」

翔「いやね、昨日の夜さ。メンバー全員にAちゃんからメッセージ入ったんだよね。」

「は！？何で？」

潤「自分で見てみたら？(笑)」

ニヤニヤしながら携帯を差し出す潤くん。
そこには…

Aちゃん嵐の皆さん、こんばんは。突然のメッセージすみません。かずくんのことなんですが、最近テレビを見てると座ってることが多くて、腰が限界なんじゃないかなって思うんです。家でも腰を押さえてることが多くて。なので、できる限りでいいので腰に負担がかかるようなことをさせないように見ててあげてもらえませんか?ゲームが好きなのでいつも背中丸めてやってたり、明日のパーティーはビールとかアルコールがたくさん出てくると思うので、お酒はあまり腰に良くないので出来るだけ少ない量で済むようにしてあげてください。あ、でも私がこんなこと言ってるのは内緒にしといてくださいね!お仕事に口出しされるの嫌う人なので!では、よろしくお願いします♪

「…………。」

潤「よっぽど心配だったんだろうね(笑)。」

「みんな、ありがとね。」

小さな声でそう言ったら、4人とも優しく笑って返してくれた。