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同胞 ページ33

奇襲を仕掛けた後、貴方の言葉が引っ掛かり、私一人で昨日訪れたのよ。

ピンポーン

「こんな時に一体、誰なんだ?」

そう言ったシックスが、ドアノブに手をかけようとしたその時。

「元ACE君、居る?」

扉の外から、QUEENの声が聞こえ、その手を止めた。

「その声は、QUEENか。
今更俺達に何の用だ。」

「詳しく話を聞きたくて。
そんなに警戒しなくても、何も持ってないし、私一人だけよ。
何なら、後ろ向いててあげる。」

開いた時、扉にぶつからないよう、少し離れてから後ろに向いた。

すると、扉が開き、背中に何かが当たる感触があった。

多分、銃かナイフか。

そのどちらかだろう。

「少しでも妙な動きをしてみろ。
その時は殺るからな。」

シックスの怒りを含んだ低い声が聞こえた。

「しないわよ。
だから入っても良いかしら?」

ああ、とだけ返事があり、ゆっくり振り返る。

それでもまだ、背中には突き付けられている。

信用なんかされない事ぐらい分かっていた。

だからか、背中だけでなく、アジトの中にも此方を狙う銃がある。

普通なら、入る事を躊躇うくらいだ。

でも私は、元ACE君が発した、あの言葉が未だに引っ掛かる。

きっと、七人は全て知っているのだろう。

それを私も知りたい。

中へと入り、元KINGに座れと促され、そこへ座る。

「何が聞きたいんだ?」

「その前に、本当に何もしないから、コレ。
どうにかしてくれない?」

そう言って、背中の物を指差す。

「話を聞くだけで何もしないけど、もし何か疑わしい動きを見せる様なら、コレじゃなくて、どうせアレで殺るでしょ?」

背中に指を差したまま、セカンドの持つライフルに目をやる。

「そうだな。
もういいぞ。」

サードのその言葉で、背中に当てられている感触が消える。

「聞きたいのは、元ACE君が言っていた、あの言葉。
私達にとって、敵のようで敵じゃない。
本当の敵は、の本当の敵って誰の事を言っているの?」

「本当の敵、、、ねぇ。
心当たりがあるから真相を確かめに来たんだろ?」

サードが言う、心当たりとは。

私が思うに、ボスの事を言っているのだろう。

そしてそれは、多分合っているのだろう。

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作者名:童子 | 作成日時:2019年11月3日 17時

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