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6.しがないモブの部活の様子 ページ6

「はい、基礎合奏始めまーす」

「「「「よろしくお願いします!」」」」

よろしくー、と返事をしてディレクターを操作する。



時は過ぎて放課後、部活の時間。

一応南第一中吹奏楽部の執行部(なんか色々仕切る人)の1人である私は、教室の一番前、つまり教卓の所に立っている。




「深く息吸ってー」

とかなんとか、声をかけていく。



「···湊ー、誰かテンポ叩けるー?」

パーカッションのパート長である、奥の方で楽器の準備をしていた湊に一度声をかける。

「あー?あ、分かった」

そう返事をした彼は、スネアを叩き始めた。








一通り基礎を吹き終えて、メトロノームを止める。


「まず、三年生。全体的に音暗くなってるから明るめに、リリースがバラバラなので各パート長の音聞いてください。
二年生は金管木管、それぞれ音質とかに気を付けて良いサウンドを。
一年はもっと吹いて良いよ、じゃないと勿体無い。それとアタック揃える為になるべくメトロノーム見てね」


そこまで言い終えると、はいっ!との返事が返ってきた。


「それじゃあ、Cdurからもう一回いきまーす」


もう一度、メトロノームをカチカチ鳴らし始めた。


───────
────
──

「「「ありがとうございました」」」

その言葉と共に、一気に騒がしくなる。




「湊ー、りぶさんのドラマツルギー聞いたー?」

「え?あぁ、もちろん」


つかつかと湊の方に歩みより、喋りかける。ちなみに湊は譜面台片付けながら返事してくれた。


「てかさ、俺も何日か前にそれあげたんだから聞いとけよ」

そう不服そうに彼は言う。



「お前の声Eveさんの楽曲に合うけど、すぐに聞くほどのリスナーじゃないんでね」

そういうと、ちぇっと舌を打って楽器を片付けに行った。


あれが外面大人で中身子供の典型的なヤツよ()



分かった人も多いかと思うけれどそう、コイツは歌い手。しかも今が旬の人気歌い手、Souである。

ナンセンス文学は良かった、うん






歌い手No.2 Sou

本名:桐谷 湊(きりや みなと)
パーカッションのパート長であり、千鶴の小学校からの同級生。意外と子供な所がある。
ちなみに南第一中のトップ五人に入る位のイケメン。
しかも楽器(というかドラム)できるからかなりモテる。

7.しがないモブは方向音痴なようで→←5.しがないモブの苦手な人かぁらぁのぉ



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月見だんご(プロフ) - 村人Aさん» それも多少は含んでますけど主にぶりっこイメージです!w (2018年7月14日 7時) (レス) id: f56c0db37a (このIDを非表示/違反報告)
村人A - 好きなのを選んでねっ♪ってもしかして・・・幸福安心委員会? (2018年7月14日 6時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見だんご x他1人 | 作成日時:2017年10月18日 21時

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