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27.類は友を呼ぶ。 ページ27

そうしてそれなりに応用問題を解き終わった頃、ふと時計を見ると6:00を少し過ぎていた。

「あっ、参河ちゃんそろそろ時間」

「あら、もうそんなにたったの?はい、これ私が食べた分」

そう言って彼女はお金を机に置き、そして立ち上がった。

バッグを肩にかけてじゃあね〜、とひらひらと手を振って彼女は店を出た。



それと同時に店内に入ってきた男性二人組。

1人はこの間会った歌詞太郎さん、もう1人はサラサラとした黒髪の爽やか系イケメン。

もう一度言うよ?

イケメン(真顔)


類は友を呼ぶんだね、はいはい。

「こんばんはー、千鶴ちゃん。五日ぶり位かな?」

「こんばんは、そうですね。今日はありがとうございます。そちらの方も…」

おずおずとそう黒髪の彼に声をかけると、にこりと微笑まれた。

「いいえ〜。役に立てるならなによりです」


…ん?

この声、どこかで…って



「あああ!超パの時のお兄さん!!」

思わずそう声をあげると、彼はくすりと笑った。

さいたまスーパーアリーナどこですかって聞いたお兄さん(詳しくは第7話参照)


「意外と気づくの早かったねwそれが分かるなら、俺が誰か分かるんじゃない?」

そう言われ、私は考え込む。

誰か分かる、というならば歌い手さんであることは間違いないだろう。それでいて歌詞太郎さんと面識がある。かといってCOFメンバーではな…待てよ。

“メイン”メンバーでは確実に無い。ならサブメンバーは…?

過去に一度だけ行けたCOFのライブの記憶を必死に手繰り寄せる。

そして、私はあるひとつの仮説に突き当たった。


口元がひきつった。

黒髪の彼は相変わらず微笑んでいる。

「…二つ、確認していいですか」

彼は頷いて、私の話を促した。


「一つ。貴方は歌い手であること。二つ。COFのサブメンバーの誰かであること。これは、間違いありませんか?」

「そうだね。二つともあってるよ」


いよいよ顔面から血の気が引いた。

私は深呼吸をして、彼に向き直った。そして、慎重に口を開いた。



「貴方は…。









歌い手、りぶですか?」

───────
ここで止めるwwww

寸止め楽しいんですよn(((

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月見だんご(プロフ) - 村人Aさん» それも多少は含んでますけど主にぶりっこイメージです!w (2018年7月14日 7時) (レス) id: f56c0db37a (このIDを非表示/違反報告)
村人A - 好きなのを選んでねっ♪ってもしかして・・・幸福安心委員会? (2018年7月14日 6時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見だんご x他1人 | 作成日時:2017年10月18日 21時

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