検索窓
今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:18,794 hit

26.地獄耳 ページ26

そんなハチャメチャな生放送が終わり、次の日。

学校終わりの放課後、私は参河ちゃんとガ○トにいる。


テスト2週間前になると、うちの学校はテスト週間と題して部活動が出来なくなる。

まぁそのテスト週間初日が今日という訳なのだが。

今日は歌い手さんとの待ち合わせ初日なのだが、来れる時間が6:00頃だという。

なのでそれまでは参河ちゃんと理科を勉強している訳だ。


「はいそこちがーう。ぼーっとすんな、学年20位とるんでしょ?集中しろー」

「参河ちゃん鬼畜…」

ぼそりと呟くと、彼女が何か言った?とでも言いたげな素晴らしい笑みで私を見てくるが、なんでもないですぅ、と同じく素晴らしい笑みを返す。地獄耳かお前。



休憩がてらドリンクバーで飲み物を選ぶ。

ジンジャーエールでいいか、とボタンを押すと出てくる黄金色の液体。

小さな泡の粒が、光を一瞬反射させて消える。それがとても綺麗だと思う。

氷を入れていると、隣に参河ちゃんが来た。彼女は迷う様子を見せずレモンティーをグラスに注いだ。透き通った黄色だ。


私はそれを横目にストローをグラスに入れ、席に戻った。

そしてちゅーっとジンジャーエールを飲む。

微炭酸が私の舌に調度良かった。

調度戻ってきた参河ちゃんと、しばし談笑をする。

「ねぇ、千鶴が欲しがってるギターってどんなの?」

「えぇ?ちょっとまって…あぁ、これ。まふくんがよくギターの画像上げるじゃない?かっこよくってさ、探してたら私の好みドンピシャなのがあって」

あー確かに好きそう、と彼女が相槌を打った。


もう少し喋って、また勉強再開。

「ん〜…千鶴は呑み込み早いからなぁ、応用問題やっとく?」

「やるやる〜」

そうして、彼女が取り出したテキストの問題をノートに解きはじめた。

27.類は友を呼ぶ。→←25.口で言うな



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , ニコニコ動画
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月見だんご(プロフ) - 村人Aさん» それも多少は含んでますけど主にぶりっこイメージです!w (2018年7月14日 7時) (レス) id: f56c0db37a (このIDを非表示/違反報告)
村人A - 好きなのを選んでねっ♪ってもしかして・・・幸福安心委員会? (2018年7月14日 6時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月見だんご x他1人 | 作成日時:2017年10月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。