04.お出かけ ページ4
〆．
「……………………」
出かけるとなって、どこへ行く？となって、
ショッピングすることになりました。
そこで問題なのが、どのお店？ってこと。
私は最近ハマっているキャラクターのショップに行きたいけれど、
せっかくなら大毅くんの好きな物も知りたい。
だけど大毅くんは固まったまま。
何かを見て衝撃を受けてる、とかじゃなく
本当にどうしたらいいか悩んでるみたい。
「大毅くんの行きたいとこ、あれば行こ？」
「い、いやいや、Aの行きたいところで」
こういうのあるよね。
自分を気遣って言ってくれてるのか社交辞令なのかわからなくて永遠に譲り合う光景。
今は大毅くんの本心が見えなくてちょっとやりにくい……。
「じゃあ、私の行きたいとこ、行こう？その後で良ければ大毅くんの好きな物、知りたいな」
丸く収まりそうな提案。
大毅くんがガクガク激しく頷いたので、「首取れるよ」と忠告して手を握った。
「ふぁあああ！！？？」
「だめ？私の行きたい場所だから、案内中にはぐれないように………したいんだけど」
「最高！！！………あ"っ！？」
良かった、心の声漏れてる。
素直な人って好きだなぁ。
慌てふためく大毅くんに遠慮なく、指まで絡めてみた。
きっと私の顔も真っ赤だろう。
「ちょっと可愛いお店だから、男の人は居心地悪いかもしれないんだけど」
「そんなことないで！俺の姉ちゃんもこれ好きやし」
「そうなんだ！お姉さんと仲良くなれるかも」
ニコニコ笑顔の大毅くん。
「………大毅くん、わがまま1個だけ、いい？」
「ん、？」
「おそろい、欲しいな。小さくていいから、見えなくていいから……」
「！！！！？？？」
「………………仲良くなった記念の、プレゼント」
さすがにやりすぎた？と思って声が小さくなる。
大毅くんは魂が抜けたような表情。
その帰り道、
おそろいのキャラクターのストラップがお互いのカバンで揺れていた。
〆．
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たぁ。 - 私、はゆなさんの作品大好きです！よく拝見させてもらっています！これからも頑張ってくださいね！ (2020年4月29日 10時) (
レス) id: fbab9a6160 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - 重ちゃんの反応が可愛いすぎて、もうめちゃくちゃキュンキュンしました！！((o(^∇^)o))このお話、すっごくお気に入りです！！これからも頑張って下さい*\(^o^)/*応援してます！！ (2020年4月25日 4時) (レス) id: b5339469b1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - めちゃくちゃ良かったです。 告白のところがもうキュンキュンしました。ヤバかったです。このお話だいし 告白のところがもうキュンキュンしました。このお話大好きです。 これからも頑張ってください。 (2020年4月24日 20時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2020年4月23日 14時
