料理オタク彼女の非日常【黒バス】

9：中華まん&シュークリーム ページ10

２人が行ってしまった。


秀徳は分かったけど、桐皇は分からないまま。はぁ…聞きに行かなきゃ。


ん？誰かがまた歩いてくる。



「んな邪険にすなや〜花宮。」


「………あ。」



１人が私に気付いて、もう１人も見る。誰？



「おぉ。誰かと思たら料理係の瀬村さんやん。」


『こんにちは。えぇと…』


「ワシは桐皇学園バスケ部の主将、今吉翔一や。よろしゅう。こっちのは霧崎第一の主将、花宮や。」


「よろしくお願いします。」



２人とも、似てる。中華まんとシュークリーム…中身に何が入ってるか分からない。とくに関西弁の中華まん先輩。



『あの、メンバーの皆さんの中に食物アレルギーのある人っていますか？』


「おらんで。」


「居ませんよ。」


ニコニコしてて、なんだか不自然。



『そうですか、ありがとうございました。』


「あぁ、ちょい待ち。」



次行こうと思ったのに…中華まん先輩がニコニコしながら近付いてくる。



「自分、ワシが怖ないん？」


『どうしてです？』


「いや、大体初めて会うた人はワシに驚くか、怖がるかなんやけど、自分全然そんな感じやないやん？」


『そうですか。私、洛山の人に聞きに行かないと…失礼します。』



そう言うと２人は私に驚ろいた。


ワケ分かんない。さぁ次だ次！！最後の洛山高校にレッツゴー…



「なぁー花宮…」


「あぁ？」


「あの子、おもろいなぁ…気に入った。」


「フハッ…ご愁傷さまだな。こんなサトリに気に入られるとか(笑)」


「それ、お前もやで？」

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