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7話 ページ7

耳をすませてルーピン先生の出す音を聞いてみても、危険な感じはしない

あれかな…獣の匂いがするから…森にいた頃は危険な動物から逃げなきゃだったしそのせいかな…

でも何の動物なんだろ…動物とは基本は仲良く出来るし…



リマ「ああ、そうだ、チョコは好きかな?良かったらどうぞ、とっても美味しいよ」


ルーピン先生はチョコのを沢山ポケットから出しながら私に笑いかけたように見える



『チョコ…チョコ、好き。頂きます』


チョコの誘惑には勝てずに警戒も解いて近付き、チョコを貰う


食べ物くれて悪い人なわけない



『リーマス先生いい人だから好きです』


リマ「おや、リーマスと呼んでくれるのかい?気に入ってもらえて光栄だな」


セブ「もう懐柔されおったか…」



セブルス先生は深い溜息を吐いて、リーマス先生はにこにこと笑っているようで頭を撫でてくれた

……いい人だ



『ところでリーマス先生ってアニメーガスとかなんですか?それとも動物に関わることが多いとか?いや、にしては匂いが強い気が…』


私がそういった途端、二人の動きが止まり、空気が変わった


セブ「貴様…何故、そう思った?」


『え?だって、匂いが…あれ、私嗅覚も元に戻ったって先生に言ってませんでしたか?匂いはもう分かるよ、リーマス先生からは獣の匂いがする。だから多分本能的に逃げちゃったの。アニメーガスだとしたら凄い強い動物だったりする?』



するとリーマス先生は私から離れ、セブルス先生と小声で話しだした


私聴覚も戻ったから聞こえちゃうのだけれど…




リマ「…セブルス、彼女は一体何者なんだい?まさか、僕の正体が…」



セブ「黙れルーピン。ソイツは耳もいい、聞かれたくないのであれば口を噤むことですな。…アイツはただ五感が優れているだけだ。それ以上でもそれ以下でもない」


『私は第六感も優れてる自信あります。嫌な予感は絶対当たるし、何となくで当たることも多いんですよ』


リマ「!君は本当に耳がいいんだね…驚いたよ」


『あ…ええ…ごめんなさい、聞かれたくないこともありますよね。あ、じゃあ、私お散歩にでも行ってきます、聞こえない所まで行くし、ゆっくり話してください』



歩き出した瞬間首根っこを捕まえられた


セブルス先生だ



セブ「貴様に自由行動を許した覚えは無い。話はもう済んだ、行くぞ」



そう言って先生は歩き出してしまったので、リーマス先生に挨拶して慌てて追いかけた

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作者名: | 作成日時:2020年1月30日 18時

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