夏祭り×太宰治 ページ3
貴「太宰さん太宰さん!!すごいですねぇ、全部きらきらしてますよ!」
こんにちは、只今職場の先輩である方に“夏祭り”というものにつれてきてもらっているであります!
太「Aちゃん、夏祭りははじめて?」
貴「はい…!昔から貧乏で…。なので、今日は本当にありがとうございます!!」
太「いいよいいよ、今日は私の財布を食う勢いで楽しんでくれたまえ。」
貴「えつ、いいんですか!?ありがとうございます!」
お許しもでたところで、あらためて周りを見渡す。すると、気になるものをみつけたので、聞いてみることにする。
貴「太宰さん!あれ、なんですか?」
太「あれかい?あれは林檎飴、といってね?林檎丸ごと1こに飴をつけた物だよ。食べてみるかい?」
貴「へぇ…!!美味しそうですね!買ってきます!」
太「行ってらっしゃい、私はここでまってるよ。」
はい、と返事をして小走りに屋台に向かう。
宝石みたいに綺麗な飴が並んでいて、他の飴とも迷ったけど、やっぱり林檎にすることにする。
貴「すいません、林檎飴1つ下さいませんか?」
店員「400円になります。」
貴「えーっと…はい!」
店員「ありがとうございました〜」
タッタッ
貴「太宰さん!買ってきました!」
太「ん。ちゃんと買えたかい?」
貴「はい!」
無事飴も買えたことだし、少し休もうか、と言って太宰さんと私は祭り会場から少し離れた木陰に移動する。
貴「きらきら綺麗なのにもったいないなぁ…。でもやっぱり美味しそうなので、いただきます!」
カリッ
貴「ん、甘くて美味しい…!こんな美味しいの、初めて食べたかもです!」
えへへ、と笑えば、ふふっと笑って返してくれる。
また数口口に飴をかじり、太宰さんに言う。
貴「ひゃひゃいひゃんもいひひゃふは?(太宰さんもいりますか?)」
太「口の中なくなってから喋りたまえよ…;;でもそうだね、一口貰おうかな。」
ほうふぉ?(どうぞ?)と差し出せば、ううん、いいよ、と返されて。ふぇ?と首をかしげれば、
ちゅ…ちゅうっ…
貴「!?//////ふっあ…」
ぷはぁ
太「ご馳走さま、私には少し甘すぎるかな。もういいや、ありがとう。」
なんて言われて。にやり、と笑った太宰さんは、
太「顔、真っ赤だよ?大丈夫?」
なんて、聞いてきて。
貴「太宰さんのせいです!/////」
とそっぽをむいた。
太「ふふっ、かーわい♪」
そう言って、林檎飴よりも赤く染まった私を抱き締めた。
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紫杏 - ナオ▼さん>お褒めいただき、ありがとうございます…!実は私も福沢さんのやつは結構気に入ってて…(照)この作品は終わりにしてしまいましたが、今後とも紫杏をよろしくお願いします。 (2017年1月7日 15時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
ナオ▼ - めっちゃキュンキュンしました!特に福沢さんと森さんの話が大人な感じで素敵でした(*´>ω<`) (2017年1月6日 15時) (レス) id: d611bd726f (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - カナデ♪さん:本当ですか!?ありがとうございます!! 更新さぼって申し訳ありませんでした。また頑張るのでこれからもよろしくお願いします。 (2016年8月22日 0時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
カナデ♪(プロフ) - 森さんにキュンとしてしまいました…他の方にももちろんキュンとしました。とっても楽しめました! (2016年8月11日 9時) (レス) id: a56cb588ef (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - よかったら、評価や感想等々よろしくお願いします! (2016年7月22日 11時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫杏 | 作成日時:2016年7月7日 23時