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『ん……』
目を覚ますと見覚えの無い天井が見えた。うちの天井とは違う。此処は何処なのだろうか…ゆっくり上半身を起こすと、横からとても大きな声が聞こえてきた。
「あ、起きた！」
っ、びっくりした……
あまりの大きさに驚きすぎて肩が跳ねてしまった。
まるでサッカーのユニフォームのような服を着た、金髪の男性が声をあげると、幾つもの視線がこちらに向けられた。
起き抜けで上手く回らなかった頭が漸く今の状況を理解する。
私は10人以上の人に囲まれていたのだった。
目の前の人達は物珍しそうにしながら私のことを見ていた。空気が重く、誰も言葉を発さない。
見知らぬ場所で見知らぬ人々に囲まれている……考えられるのは、誘拐ではないか？もしや、私は連れ去られてしまったのだろうか。そう思った途端に恐怖が身体を支配する。
どうなってしまうんだろう。ここで死んでしまうのだろうか。汚される、ということも考えられる。最悪な未来がどんどん頭に浮かんできて、ヒュッという音が喉から漏れた。身体を動かすことも、声を発することも出来ず、冷や汗が止まらない。
「ふむ……確かに偶然来てしまった人間のようだな」
静寂を破ったのは、威厳たっぷりのバリトンボイスだった。
その声の持ち主は私を囲う人達の更に奥にある椅子に座っている男性だった。
その男性の左側に立っているのは、あの時声をかけてきた端正な顔立ちの男の人で、あぁ、攫われたのかと確信した。
「そ。で、もうこの子が通った道は無くなってたから保護するべきやと思ったんよ」
「見つけたのは街外れだったか」
「せやで」
「ならば正解だな。そのまま放っておけば、直に戻ってくるであろう下位の奴らに喰われていた」
その2人は、全く理解の出来ない会話を繰り広げ始めた。保護？下位の奴らに喰われていた？？彼らは何を言っているんだ…？
「まぁ、人間の女1人がどうなろうと知ったことではないが…下位の奴らにやるのも癪だ。どうだ、皆。この娘を道が見つかるまで保護するということで良いか？」
彼がこの人達の中のリーダーなのだろうか…よく分からないまま話が進んでいく。
だが、彼の右隣にいた赤いマフラーをした男性がその言葉に反論した。
「はぁ？！ちょ、待てやグルさん！本気か？！」
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ユドーフ(プロフ) - あんりさん» ひぇぇぇありがとうございます！！嬉しいです！！絵柄コロコロ変わる人間なので、今はまた違った感じなのですが、そう言っていただけると嬉しいです！！(イラストは基本、Twitterの方であげたりしています！) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 92bd9f5310 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - いやぁ神作品ですねぇ！！！イラストもどストライクの絵柄でした！！！ (2019年12月23日 19時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - うんちっちさん» 神だなんて畏れ多い...！ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年12月17日 20時) (レス) id: 839dbecfab (このIDを非表示/違反報告)
うんちっち - いやはや...神ですねぇヤバいですねぇ〜更新頑張ってくださいね！ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
ユドーフ(プロフ) - ルーンさん» ルーンさん！またコメント...ありがとうございます！嬉しすぎます！！今ちょっとリアルが多忙なので、もう少ししたら更新出来ると思います！頑張ります！！(えっ、えっ、ぽこにゃ んさん知ってます！！好きです！！！え、嬉しい！ありがとうございます！(煩い) ) (2019年12月5日 0時) (レス) id: 743532c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユドーフ | 作成日時：2019年9月22日 2時
