私やばかったんじゃん！ ページ3
「ねえ。ねえってば。ごめん、いきなり。ビックリした？」
いや、ビックリしたって言うか……変な人だなぁと……とか言えないし。初対面だからさ。
「ん？何考えてんのかなぁ？僕変な人なんかじゃないんだけどなあ？」
なんだコイツ!!!!人の頭ん中見えるのか！？
「うん。」
『！！！！！』
私驚きすぎてお口パッカーン。いやん、虫がはいっちゃうわ←
「だって僕、神なんだもん。ちなみにA、いま口に虫が入るとか考えてたでしょ？」
『あ、あたり。』
「そんなこと置いといて……自己紹介するね。」
お、おう。
「僕の名前は瑠威。普通にるいって呼んで。さっきも言ったけど神だ。君をここに連れてきたのはこの僕。」
『え！は！？』
「いいから黙って聞いてて。」
あ、はい……
「君はあの世界にいたら危険なんだ。Aはあの世界の極悪組織OOD、Organization Of Darkness…暗黒組織から追われてる。」
『は？』
「あー･･･いいかい？落ち着いて聞くんだよ？君には……この地球を征服できるほどの大きな力が、能力があるんだ。」
え。ますます“は？”なんだけど……
「えーと。でも君はまだ能力は発揮できない。なぜなら、その能力は持っているだけで発揮できる訳じゃないんだ。」
……？？？？？
「んーとそうだね･･･普通の人間が学校とかいって自己の、人間としての能力を鍛えるのと同じように君のその特別な能力も鍛えないと発揮できない……とでも言ったらわかるかな？」
『ん……なんとなく。』
「よしいいぞ、A。それでも君は幸い両親がしっかりしてたから良かったよ」
「あのOODは君の能力を利用しようとしている。分かるかい？」
うん。実際私も世界征服ごっこしてたもんね。
そりゃだれでも(←？)世界征服できるならしたいわな。
「そういうことだ。あいつらも世界征服を目標としている。」
「それでAの能力を見つけ出した。」
わ、やばかったやん。私。
「やつらはAを特別能力開発訓練学校に無理やり入れるという計画を練っていた。」
は？特別能力開発訓練学校？
「あー･･･それは、あいつらが作り上げた学校だ。多分あのままじゃ君は第一期生になってしまっただろう。」
お！じゃ、なんかありがとな感じっすか？
＊＊＊
なんかあの映画とあの小説を足して割ったような……でもパクリじゃないですよ！決して!!!!
トリップにしようと思ったらどうしても「神」が必要なのです……
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ナツキーヌ | 作成日時：2016年10月13日 0時
