第274話…覚えてる *流血表現あり ページ24
A視点
これで……っ!!!
A「終わりだぁーーーーっ!!!」
自身の出した記憶解放術…狼に噛みつかれたままアドミニストレータ様を斬った
アドミニ「ア゛ア゛ァァーーーーー!!!」
アドミニストレータ様の顔以外がが氷漬けとなり私の体も半分以上凍っていた
アドミニ「まさか…私が自分で作った人形と神器に破れるだなんて……」
役目を果たした狼は姿を消しアドミニストレータ様は手から私を刺していた剣を離した
その衝撃で私は地面に落ちてしまった
アドミニ「やっぱり…貴方は……もっと早く《デープ・スリープ》しておけばよかったわね……」
A「アド……ガハッ!ゲホッ…ゴホッ!!」
あれ…?口から血が……
アドミニ「貴方もバカよね…せっかくの私から逃れ自由を手に入れたのに私を倒すために死ぬなんて……まぁ、いいわ…先に地獄で待ってるわね」
アドミニストレータ様はそのまま全身氷漬けとなり砕け散った
A「………キ…レイ…まるで…あの雪山のような…」
今でも覚えてる…アドミニストレータ様に命を受け狼を倒しに行ったこと…
霧雨との初任務…覚えてる…200年も前のことなのに……
ユウ「A…っ!Aっ!!」
ユウは床に転がっていた私の体を起こし抱き抱える
A「ユ…ウ……血が…付いて…ガハッ!」
ユウ「喋らないで!血なんて後でどうとでもなる!!今は治療を……」
私は重い手をあげユウの頬に添える
A「おね……がいがあ…るの…」
ユウ「なに?」
ユウは泣きじゃくった顔をしながら頬に添えた私の手を握りしめる
A「きり…さめの……そばに…」
ジャック「俺が運ぼう」
そう言ってジャックは私を抱き抱え霧雨の倒れる場所まで運んでくれた。
そこにはグリムが大泣きをしながら霧雨に抱きつき
セベクが霧雨の治療をしようと魔法をかけていた。
他にもこちらに駆け寄ってくるエース、デュース、エペルもいる。
A「あり…がとう……」
私は霧雨のそばに降ろしてもらい重い体を起こした
A「フー…フー…」
声が…でも……
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年4月6日 16時