私の班も可愛い ページ7
「お、俺たちCランク行けるんだって・・」
「や、やべえ、緊張してきた・・」
外に出て2人ははしゃぐと同時に緊張で震えていた。
「そうだね・・・先生、いくらなんでも早すぎじゃないですか?」
下忍になってまだ数日しか経っていないのだ。
いくらなんでも早すぎるだろう
「俺は、できると思ったんだよ、このチームなら」
いつもやる気のなさそうにしている目は、強く光っていた
「最初からチームプレーはAのサポートでよく取れてるし、やんちゃ2人って聞いてたのに意外と人の話聞くし、真面目にやってくれてるしね」
その言葉にひひっ!とナグリとカラモは笑った。
「そりゃAのおかげだな!」
「え?私?」
なんかしたっけ?
「Aはちゃんと俺らの言い分聞いてくれるし、アドバイスがちゃんと俺らが分かるようにしてくれるし」
「アカデミーでもそうだったしな!Aを信じてるから俺らは自由にできる、だから迷惑はかけねえようにしようってナグリと決めたんだ!」
目を丸くして驚いてしまった
確かにナルトにそっくりなやんちゃに、2人の行動が気にはなってよく一緒にはいた。
問題児であった2人は怒られてばかりで、でも話を聞くと、長男である2人より、手のかかる下の兄弟を見ている親への寂しさから来るものだとすぐ理解したからだ。
しかし、面と向かってこう言われると・・・小っ恥ずかしい・・・
「そ・・か・・そう・・///」
「なんだ?照れてんのかA」
「はは!真っ赤ー!」
「るっさい!ばかっ」
もう、もっと頑張んなきゃって、思うじゃんか・・・
やっぱりこの班は・・・
「ナグリ、カラモ」
「「ん?」」
「大好き」
「「っ///」」
ふふ、かーわいー
照れてやんの
「あれ俺は?」
「先生も大好きだよー」
「ふふ、そっかー」
なんたってこの班をすぐ信じてくれた先生だもの
「んじゃ、Aから愛の言葉を頂いたところで、明日の確認するぞー」
「「っ!お、おっす!!」」
「ふふ」
愛って・・先生結構言うねぇ
「じゃ、また明日ね」
「おう!明日な!」
「明日なー!」
「気をつけろよー」
「はーい」
手を振って3人と別れ、屋根を伝う
1度家に帰ってバックを取ってきても遅くはない
予想通り、往復して丁度、帰る子達がいた。
そこにはキョロキョロと見渡すナルトも
「ナルト」
「!ねーちゃん!」
「おかえりなさい」
「ただいま!!」
溢れんばかりの笑顔で抱きついてくるナルトを抱きとめ、頭を撫で微笑んだ。
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作者名:ココロ | 作成日時:2022年7月19日 9時