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運命が左右する ページ17

_____ ユンギ









しばらく仕事が忙しくてろくに眠れてもいない
ジミンはたまに一人でふらっとどこかへ行っては

嬉しそうな顔で帰ってくる。それを見るあたり
Aに会いにいってたんだろう






それすらもできない俺は、、ただの弱虫で
会いたい癖に会えば会うほど気持ちがデカくなる






『……くそっ!』






事務所のソファーに体重を預けて目をつぶると
Aが頭に浮かんで思い出を巡らすと瞬く間に
眠りの世界に意識が取られていく







そんな時に、鳴り響いた社用の携帯。画面を見ると
それは、ジミンからでその画面をスライドさせた








「ヒョン。最近ドンへヒョンと会いましたか?」






『…あ?なんだ急に』






「いいから……いいから早く答えてください」







少しの苛立ちと焦りを持っているであろうジミンの
その問いかけに答える







『…会ってたらなんだよ。』







「へぇ。ヒョンは自分で彼女に手を下すんじゃなく
ドンへヒョンを使ったんですね。自分の傘下の組の」







『……は?ジミナお前何言ってんだよさっきから』








「とぼけるのもいい加減にしろよ。お前なんだろ」







おいおいおい、こいつ何か勘違いしてんだろ






「ドンへヒョンに○○病院でAちゃんの担当医に
させて、時期が来たら攫ってAちゃんを

ドンへヒョンに殺させるつもりなんでしょ?」









『………は?ドンへが…?お、おいジミナどういう事だ』









「…は?知らないで済むと思ってるんですか?」








ああーこいつ切れたらめんどくさいんだった。
これ話通じねぇやつだろ








「とにかく、ドンへヒョンと会って彼女の事を話してたのは
知ってますから。今回の事ヒョンが頼んだのか

そうでないのかは別にして、この発端は全てヒョンです。






だから、もし……もしAちゃんに何かあったら
俺、ヒョンもドンへヒョンも、許しませんから。





俺、あの頃みたいに弱虫じゃないですからねヒョン
まじで………、、何かあったら纏めて始末しますから。」








最後に、GPSのパスワードを告げられて調べる









『あの野郎……っ!!!』









Aに手を出したらタダじゃ置かねぇ……









.

過去の僕と今の俺→←邪魔者は排除



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作者名:ぽち | 作成日時:2018年7月11日 19時

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