コード・ブルー緊急救命～Ivy～ (ページ8)

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橘「・・・戻って来ないか
　藍沢」

白石「え？」

橘「いやいや、ははは
　正直さ、厳しいんだよな、今の救命は
　白石はスタッフリーダーとしてよく回してくれてるよ
　でもさ、人手不足はどうしようもないしな
　紫水と藤川だって最近はろくにうちに帰れてないだろ？
　フェローたちの教育もあるし」

藤川「まぁ・・・」

橘「そこでだ！緋山が何と救命に戻ってきてくれた周産期医療の勉強を中断して
　いや、本当に感謝してるよ」

緋山「いえ・・・」

橘「それでもまだ、戦力が足りないんだよな
　タフに患者に向き合える医者じゃないとさ
　ここは務まらないじゃない、ねえ？
　藍沢・・・戻って来ないか」

藍沢「すいません。救命に戻るつもりはありません」

紫水side ーin医局ー

藤川「しっかし、藍沢は冷たいな
　俺のこのやつれた顔見て何とも
　思わないのかね」

緋山「藍沢があんたの顔なんか見てるわけないでしょ
　患者の脳みそと、紫水にしか、興味ない男なんだから」

藤川「ま、そういう奴だけど」

紫水｢えっ、それ私の前で言う？｣

緋山｢あ、ごめんごめん笑｣

緋山、絶対反省してない。

緋山「あー、それにしても、唯一の着替えがこれって最悪」

藤川「なに、家そんなひどいの？｣
緋山「消火液でぐっちゃぐちゃ、服も全滅」

白石「後で私のスウェット貸してあげる
　当直の時の」

紫水｢私のも貸すよ｣

緋山「サンキュー」

藤川「でも緋山は偉いよ。そんな時でも戻ってきてくれて、お前は情に厚いよ」

緋山「頼んできたのがあんただったら戻らないけどさ、三井先生に頭下げられちゃうとね」

藤川「だろうけどさ、三井先生も薄情だよ。突然休職するなんて」

白石「あ！」

紫水｢馬鹿｣

藤川は、何でこんなに無能なの？
緋山に言ったら、しつこく質問攻めにあうじゃん。

緋山「え？」

白石「もう３分経ったんじゃない？
　いいな、カップ麺とか食べきれたら
　奇跡だよね」

藤川「だろ？贅沢しちゃってるだろ？」

緋山「ちょっと、三井先生休職すんの？どゆこと｣

白石の誤魔化しも上手くいかず、質問攻め合う羽目に...。

紫水｢はぁ...。｣