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赤「A…
はあ、やっと着いたよ。」
そうして、君は昔みたいに優しい顔で笑ってくれたんだ。
貴「え?でもなんで?ここが?
それにどうして来たの?お祝いは?ねぇなん…
赤「A!落ち着いて。何も言わずに俺の話を聞いて欲しい…
いいか?」
う、うん。いいよ。」
私は混乱し過ぎて、征ちゃんの言う事に従うことにした
赤「これは、Aも何かわかるよね?」
そう言って、征ちゃんが出したのは紛れも無い優勝賞品の
ネックレスだ。
貴「うん。優勝賞品でしょ?」
赤「ああ、そうだ。
このネックレスにはジンクスがあるのは、Aは知ってるか?」
貴「えーと確か…
ペアで持ってるカップルは別れないってジンクスじゃなかったっけ?」
本当は知ってたけど、ここで知ってるみたいにしたらそれが欲しくて大会に出たのがバレるからねここは演技で誤魔化すしかないね。
赤「その通りだ。
実際、このネックレスをお互いに持つことによって、結婚まで行き着いたカップルは今までに500組は越えてるそうだ。」
やっぱり、征ちゃんはそのことを知っていたんだね…
じゃあ、私は今から幼馴染みとして渡すタイミングとかを相談されるのだろうか?
それは辛いな…
とか思ってたら、目の前の征ちゃんは凄いことをした…
赤「生憎、俺には必要がないものだからな。
こうするよ。」
そう言って、彼はそのネックレスを海へ投げ捨てたのだった…
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すみれ(プロフ) - めっちゃ続きが気になります!更新頑張ってくださいね! (2015年2月10日 15時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カラメル | 作成日時:2014年7月30日 17時