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〜54〜 ページ24

黄「そういや赤司っち?
何か作戦とかあるんスか?」


どうやら、もう嘆くことをやめたらしい涼太に作戦はないのかと訊かれた……



作戦か…


赤「ないな。
さっきの試合よりも簡単になるだろうからな。

強いて言えば、無失点にする。
くらいか?」


黄「やっぱり、ないっスか…

まあ、ここまで、無失点できてるんスから、全試合無失点で終わりたいっスよね!

何分で終わらせるんスか?」


時間か……

運営側からしてみたら、長引かせていい試合にして欲しいんだろうが、それではヤラセだろう。
俺はもう、そんな試合はしないと決めた









何よりそんな試合をAは好きじゃない。

だから、全力で行かせてもらおう

赤「そうだな…

遅くても10分くらいになるんじゃないか?」

黄「りょーかいっス!
その時間に終わるように頑張るっスよ!」

涼太はやる気があって助かるな…

そろそろ試合ということで移動していたら、


貴「ちょっと!そんなに早く試合が終わる訳ないでしょ!
ここまで、勝って来たんだから、征ちゃん達にも勝つかもしれないんだからね!」

隣で真太郎はため息を吐いて居るんだが?
Aは本当に昔から負けず嫌いだな…

赤「俺は勝つつもりだが?
お互い頑張ろうじゃないか。」

そして、お互いに強く握手をした。









それは、手に痕が付くほどに…

〜7分後〜

黄「やったっス〜
無失点で全試合勝ったっス!」

緑「まあ、こうなることはわかっていたのだよ。
しかし、やはり負けというのは、辛いものだな…」

貴「真くんごめんね。
涼くん!征ちゃん!優勝おめでとう!」

赤「Aがバレー上手くなってて驚いたよ。また、しような。」

貴「征ちゃんに褒められるなんて、練習した甲斐があったな…
うん!みんなでまたやろうね!」


その後行われた閉会式にはAは居なかった…

だが、俺と最後に話していた時に

Aは泣いていたことに俺が気付かないとでも思ったのか?


俺にはAに伝えなければいけないことがある

例の優勝賞品を持ってAが居るであろう場所に向かった。

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すみれ(プロフ) - めっちゃ続きが気になります!更新頑張ってくださいね! (2015年2月10日 15時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カラメル | 作成日時:2014年7月30日 17時

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