39話 ページ49
「まさかそんな立派な姿になるとはね…。どうやら、君達をみくびっていたようだ」
玉章は唇の端を吊り上げる
「…犬神ごときでは役者不足だっただろう?」
「…それにひきかえ…ふふ…君は面白いね、奴良リクオくん。冥府の断罪人よりよっぽど闇に純粋に通じている。…今の君になら、ボクが名乗るに相応しい」
ざわり、ざわりと木の葉が舞い上がる
「…ボクは四国八十八鬼夜行を束ねる者」
「…そして、八百八狸の長を父に持つ者」
…奏でられたその音はやけに不気味な·····
「ボクの名は玉章。
隠神刑部狸…玉章だ」
舞い上がった木の葉の中から現れたのは四国の大妖怪…『覚醒』した玉章の姿
「君の“畏"を奪い…ボクの八十八鬼夜行の後ろに並ばせてやろう」
「…それはこっちのセリフだぜ、豆狸」
「あぁ、そういや君のところ...雪童子ってのがいるんだよね」
「··········なんでてめえがそれを知ってんだ...」
玉章の言葉を聞きすかさず戦闘の態勢に入るリクオ
雪童子のAが本家にいると言うのは外部には漏れていないはずなのに
「何もしないよ......いまは、ね」
そしてゆっくりと闇に消えていく玉章
「それでは·····さらばなり·····また会おう」
「てめぇ!!!!!!!!」
「待て!追うな!!!!!!!!!!」
「それより...早くずらかるぞ」
「えっ??」
リクオが舞台からはけた瞬間、悪霊たいさーん!!!!!!と誰かが飛び出てきた
出てきたのは清次だった
「よーしよし!ウケてるぞー!!ってあれ?島くん??おーい!!!!!」
その間、島は床に倒れ泡を吹いていた___
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☆Nami☆ - 牛頭丸が良いと思います! (2019年4月6日 1時) (レス) id: 81e23f1292 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 鼓星さん» ありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: 60a927c32c (このIDを非表示/違反報告)
鼓星 - 牛頭丸 (2019年3月1日 23時) (レス) id: 4e18eb5fcf (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 今のところ、オチなしと馬頭丸です。また他のとこでも投票を行ってますのでもしご希望に沿わないオチになりましたら申し訳ないです汗 (2019年2月11日 0時) (レス) id: b60bb44552 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 珱夢さん» ありがとうございます! (2019年2月11日 0時) (レス) id: b60bb44552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吹雪夏海 | 作成日時:2018年10月15日 12時