21話 ページ27
「はあ!?」
リクオに向かって牛頭が叫ぶ
「っざけんな!なんで俺らが敵の基地に行かなきゃなんねえんだよ!」
「しー!!声が大きいよ牛頭丸!...君らに頼みたいんだ!!それにこれはボクだけじゃなくて牛鬼の考えでもあって...」
なにやらリクオが牛頭馬頭達に向かって話をしていた
「そういう事じゃねーよ!テメーの口から直接命令されるってのがムカつくんだよ!!」
リクオも一応若頭だと言うのにいつも通りギャースカと騒ぐ牛頭丸
「密偵...いくの??」
「そうらしいねえ」
今まで放ったらかしだった馬頭とAが話した後に後ろから足音が響く
「牛頭丸、やめんか」
低くも綺麗な声により牛頭丸の荒ぶっていた気性が落ち着く
「牛鬼様...」
そして牛鬼は牛頭馬頭の目を見て静かに話し出す
「我々牛鬼組は武闘派と呼ばれながら『騙し、操る』と言う畏の代紋の体言者でもある。密偵には適役だと私がすすめたのだ」
その言葉に牛頭丸は目を少しそらし「ま、まあ?そんなの俺らには朝飯前ですし?」と言うと、すかさずリクオが話しだす
「牛鬼、やっぱり考え直そうかな?本当にこのふたりで...牛頭丸で大丈夫かな...」
得意げに話していた牛頭丸がリクオを睨む
「あ゙!?テメー、メガネ!!そりゃどーゆー意味だよ!?出来るに決まってンだろーが!!」
ガルルと威嚇するかのように睨む牛頭をよそに馬頭がポンっと手を叩く
「って言うか!これってチャンスじゃない?見事任務を果たせば株が上がるじゃん!!」
株が上がる...もしこの密偵でいい結果を出すと牛鬼組にとってもいい事となる...
「でっ、でもいくらなんでも四国妖怪の所に密偵は危な...「A」 っ...」
今の話を一通り聞きAは牛鬼に向かい話そうとすると途中で名前を呼ばれ躊躇してしまう
「よし!じゃあ任せたよ!」
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☆Nami☆ - 牛頭丸が良いと思います! (2019年4月6日 1時) (レス) id: 81e23f1292 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 鼓星さん» ありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: 60a927c32c (このIDを非表示/違反報告)
鼓星 - 牛頭丸 (2019年3月1日 23時) (レス) id: 4e18eb5fcf (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 今のところ、オチなしと馬頭丸です。また他のとこでも投票を行ってますのでもしご希望に沿わないオチになりましたら申し訳ないです汗 (2019年2月11日 0時) (レス) id: b60bb44552 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 珱夢さん» ありがとうございます! (2019年2月11日 0時) (レス) id: b60bb44552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吹雪夏海 | 作成日時:2018年10月15日 12時