19話 ページ23
「ここ、、どこ...」
ヒュウっと冷たい風が肌を撫でる。
周りを見ても誰もいない、あるのはしんしんと振り続ける白い雪
あの後リクオ達がでかけ「袖もぎ様」と言う四国妖怪を倒した
そして牛頭馬頭達とリクオ達が帰ってくるのを木の上から見て、そのまま部屋に戻った...
はずなのに
「牛頭!!馬頭!!牛鬼様!!」
大声を上げても誰も居ない。空は真っ暗、あたりは白。
これは夢だ...そう思った
「覚めろ覚めろさめろ...!」
そう唱えてる途中後ろで声がした
「ーーーーーーー。」
「えっ....?」
すっ、と出てきた影は女の人の影だった
「だれ...?」
「誰って...親の顔も忘れたの?」
シャン...という効果音がつきそうなほど美しい身なりの女性。
白の着物に、黒のロングヘア、さらにタレ目と自分とそっくりのその人は、正真正銘自分の母親だった
「おっ、おかあさん!!?」
「...久しぶりね。」
大人しく美しい母に抱きつき、上を見上げる
「なんでお母さんここに...」
そう聞くと母は間を開けず言った
「貴方に1つ忠告をしに来たのよ」
「忠告...?」
母はAの目を見て静かにそう言った
「これから貴方の仲間が大変な目に会うかもしれない...それでも黒い心に取り付かれないようにしなさい。でないと...大変な事になるわ」
「仲間が...?なんでそんな...」
聞く途中に母の体が透けて消えた
「えっ!!??お母さん!?」
「あー...時間切れかぁ...」
そして一言
「今言ったこと絶対に守ってね...?それと牛鬼殿の言うことも聞くように...!いいわね?」
「ま、守る!守るけど!なんでお母さんそんな...」
「嫌な予感がしたのよ。だから夢の世界に意識を飛ばさせてもらったの」
そしてそのまま「絶対だからね」と言い消えた母親
「お母さん!!?えっまって!!!」
ガバッと体をおこすとそこはまだ見慣れない本家の部屋だった
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☆Nami☆ - 牛頭丸が良いと思います! (2019年4月6日 1時) (レス) id: 81e23f1292 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 鼓星さん» ありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: 60a927c32c (このIDを非表示/違反報告)
鼓星 - 牛頭丸 (2019年3月1日 23時) (レス) id: 4e18eb5fcf (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 今のところ、オチなしと馬頭丸です。また他のとこでも投票を行ってますのでもしご希望に沿わないオチになりましたら申し訳ないです汗 (2019年2月11日 0時) (レス) id: b60bb44552 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪夏海 - 珱夢さん» ありがとうございます! (2019年2月11日 0時) (レス) id: b60bb44552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吹雪夏海 | 作成日時:2018年10月15日 12時