ココロー43 ページ5
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『テツヤ。
日直の仕事早く終わらせて部活に行こう?』
「そうですね。」
と言い、日直の作業を始めた。
私は日誌を書き、テツヤは黒板をキレイにし始めた。
『…よしっ 終わった。』
「僕も終わりました 」
『後はこれを職員室に持って行くだけだね』
「僕が戸締りをしますので、先に行っててください 」
『ん。 了解』
こういった何気ない会話が結構好きだったりする。
なんて、私だって少しくらい女らしいところくらいあるんですよ。
って、誰に話してんだか…
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コンコン と職員室の扉を叩く。
『失礼しまーす。
センセーこれ持ってきました』
「おっ お疲れさんー」
『じゃあ、さようならー』
「あ、ちょ、ちょっと待て!」
と言って、ドッサリと資料をわたしの両手に置いた。
『…はい ?』
…今めちゃくちゃ間抜けな声だったと思う。
「いやー、それ今度の英語で使う冊子らしくて!
預かってたんだけど、時間なくてさー。
代わりにLL教室までよろしく!」
『え いや、重いんですけど…』
「じゃ!よろしくな!
先生達今から大事な会議だから!」
と言って 先生は会議室に向かった。
…私は強制的に雑用をさせられるのだ。
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アリス&カギ☆ - 続きがんばって!楽しみにしてるよ! (2016年8月10日 14時) (レス) id: 962274472c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙雨兎 | 作成日時:2016年7月26日 13時