鬼灯の冷徹裏切られた獄卒…家出したった☆ (ページ7)

今日:20 hit、昨日:2 hit、合計:759 hit

６話　ネコページ7

貴女「今日は何しよっかな〜」ﾉﾋﾞ～

私は閻魔庁からだいぶ離れたところで

のんびり過ごしていた

今、閻魔庁どうしてるかな

…ま、私がいなくても、何の問題もないっしょ

そんなことを思ってたら

トコトコ

貴女「…ん？ネコ？」

一匹のネコが来た

見事に真っ黒な黒猫ちゃん

黒猫ちゃんは私をじっと見ている

…この雰囲気

誰かに似ているような…

あ、鬼灯さん？

でも、まさかね

雰囲気似てるだけだ

鬼灯さんがこんなとこまで来るわけないし

会いたいとも思ってないだろうから

貴女「…どうしたネコちゃん、迷子か？」

どっから来たのか、葉っぱがついてるネコちゃん

それを取りつつ、私は聞いた

黒猫「迷子ではありません」

あの世では動物がしゃべるのは当たり前

…って…今の、バリトンボイス？

貴女「…あなた、もしかして鬼灯さん…？」

黒猫「…の、使いです」

あ、なんだ、使いかぁ

鬼灯さん、動物好きだからなぁ

使いがいてもおかしくないか

しかし黒猫ちゃんかわいいなぁ💕

貴女「で？何かご用？」

黒猫「しばらく一緒にいるようにと」

貴女「そうなの？」

気づかったのか

あるいは…見張り？

黒猫「それと、主から伝言を…」

貴女「なに？」

黒猫「"ごめんなさい"と」

…………

鬼灯さん、分かったのかな

私が本当は何もしてないってこと

黒猫「できれば閻魔庁に戻ってきてほしいそうです」

貴女「…それは…」

そう答えたとき、

ぐぅ〜〜

と、黒猫ちゃんのお腹がなった

黒猫「…すいませんが、何かいただけませんか」

貴女「ふふっ、お腹すいたのね」

この子、私を探して何も食べてないのかも

ミルクあったかな？

はいどーぞ

…おおぅ、がぶ飲みやん

ペロペロどころか顔つっこんでるし

よほどお腹すいてたんだ

てか顔すごいことになってるぞ😄

そういや鬼灯さんも大食いだったなぁ

…鬼灯さん…

望んでくれてるのかな

私が閻魔庁に戻ることを

……心から

貴女「黒猫ちゃん、おかわりは？」

黒猫「いただきます」

黒猫ちゃんにおかわりのミルクをあげながら

そんなことを思った私だった