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19話 何があっても ページ20

ある日の閻魔殿


仕事に出ると、


鬼灯さんと唐瓜くんたちが話していた


唐瓜「遅れましたが、鬼灯様…あの時、邪魔とか言って、すいませんでした」

茄子「俺はただの猫じゃないような気はしてたけどなぁ」

唐瓜「バッカ、茄子!そういうのなんで言わないんだよ!」

茄子「だって唐瓜が…」

唐瓜「うっ…た、確かにあの時はアレだったけども…」


鬼灯「もういいですよ、もし二人にバレても、言わないように言ってAさんを探しに行ったでしょうから」

貴女「鬼灯さん…」


鬼灯さん、何が何でも私を探す気だったんだ


その想いの強さとガッツにキュンときた


鬼灯「Aさんがいない、それがこんなにも退屈なことに気づきましたから」


確かに、

ネコの姿で一緒にいたとき、

めっちゃリラックスしてたような…


鬼灯「もう、あんな過ちは犯しません、今後は何があってもAさんを守ります」

貴女「鬼灯さん…!」


座敷童子「私たちも」


そこに、座敷童子のふたりが来た



そういやこの子たちも

鬼灯さんをサポートしてくれたんだっけ


貴女「ふたりとも、ありがとね、今回手助けしてくれて」

一子「私たち、信じてた」

二子「Aさんは、そんなことしないって」


あぁ…


この子たちは最初から味方だったのか…


本当にありがとう


一子「そもそも、カッターの時点で変だと思った」

二子「あのカッター、Aさんのにしては大きすぎた」


あ、そっか…

私が、小さめなのを使うのをこの子たちは知ってたんだ


一子「色も違った」

二子「Aさん、明るい色が好き」

一子「ねー」


そこまで見てたのかぁ

侮れないなこの子たち


見た目は子供、頭脳は大人!…みたいな?


貴女「ありがとう、おはぎ食べる?」

座敷童子「わーい、食べるー」


ふたりへのお礼として、おはぎ買っといた

嬉しそうに受け取るふたり


すると、鬼灯さんが抱きしめてきた


鬼灯「Aさん…」


耳なめてきた

これはもしや、アノ兆候か?


貴女「ちょ、ちょっと…双子ちゃんいるのに…」


一子「あ、お気になさらず」

二子「どうぞごゆっくり」

唐瓜「お、俺たちも!」


そそくさと去っていく座敷童子と唐瓜くんたち


ふたりきりにされてしまった…


貴女「ちょ、鬼灯さん、ここじゃダメだって」

鬼灯「…では、部屋に?」


鬼灯さんの言葉に頷く私


その後、私は


でろっでろに甘やかされた…♥

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月25日 23時

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