【ツイステ】7つの寮ともうひとつの寮の長【深海の商人】 (ページ31)

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「さて、話を戻しますが、もしかして貴方のお悩みは、このおバカなイソギンチャクたちについてではありませんか？」

　ジェイドは優しい声でユウを誘っていく
　ジャックは「もしかして、なんてよく言うぜ。ニヤニヤしやがって」と何かを感じ取っていた

「もし貴方のお悩みの種がイソギンチャクについてなら…直接アズールに相談するのが一番だと思いますよ」

　ジャックはジェイドの言葉に反応した
　何を企んでいる、というばかりに睨んでいる

「そうそう。アズールはどんな悩みも解決してくれるよ。例えば…」

　フロイドはスッ、とイソギンチャクに親指を向けた

「そこにいるイソギンチャクを自由にしたい。なんて願いでも」

　そんなフロイドの話に「えっ！？」とグリムたちが反応。ユウは目を見開いた
　だって彼らを助けたいがために、ユウはアズールの偵察をしていたのだから

「もちろん、タダで…というわけにはいきませんが」

　
　ジェイドの笑顔が何かを物語っている

「それが本題か。ユウにもアイツと契約させようってんだな」

　ジャックは唸った
　そんなジャックとは打って変わって「そんなに牙を剥き出さないで」とジェイドは落ち着いた口調で伝えた

「オレたちは親切で教えてあげてるだけだよ。ねぇ、ジェイド」

「ええフロイド。僕たち、悩みを抱える可哀想な人たちを放っておけないタチでして」

　フロイドとジェイドはシンクロして、笑声を漏らした

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